出版社内容情報
”海老天”そっくりな謎の生物、極寒の地で絶滅したはずの”亡霊”、水族館の奥で15年間ひっそりと飼育されていた”怪物”────。
日本一のイソギンチャク新種発見数を誇る若き分類学者が、これまで邂逅・命名したイソギンチャクとのエピソードと、激動の来し方をしゃべり倒す!
「我、まさに、「イソギンチャク道」を究(きわ)めんとす。その〝生きざま〟を手に取ってご覧いただきたい。本書を読み終えたとき、皆さまも、イソギンチャク道の入り口に立っていること請け合いだ!」(「プロローグ」より)
自慢、毒舌、ボケ・ツッコミ、何でもあり! 東大落研(おちけん)仕込みのべらんめえ新種発見伝、いざ、開幕!
内容説明
いざ、夢と冒険、ではなく、謎と怨念の渦巻くイソギンチャクの世界へようこそ!破天荒分類学者がしゃべり倒す面白すぎるイソギンチャクたち!
目次
第1章 ひと夏の出逢い、そして伝説の始まり―新種テンプライソギンチャク(最初の師匠との出逢い;再会―お前は、何者だぁ!? ほか)
第2章 震える極寒の海の“亡霊”―80年ぶりの発見・ホソイソギンチャク(研究室選びは何よりも大事!;人生の師匠との出逢い ほか)
第3章 最高のパートナー、その名は水族館―新種チュラウミカワリギンチャク(水族館の“限界ヲタク”、業界人になる;博士課程の高いハードル ほか)
第4章 よろずの研究の果てに…―新科ヨツバカワリギンチャク科(ドクター・ライマー;激戦!学振PDを勝ち取れ ほか)
著者等紹介
泉貴人[イズミタカト]
1991年、千葉県船橋市生まれ。福山大学生命工学部・海洋生物科学科講師、海洋系統分類学研究室主宰。東京大学理学部生物学科在籍時に、新種であるテンプライソギンチャクを命名したことをきっかけに分類学の道を志す。2020年に同大大学院理学系研究科博士課程を修了。日本学術振興会・特別研究員(琉球大学)を経て、2022年より現職。イソギンチャクの新種発見数、日本人歴代トップ(24種)。チュラウミカワリギンチャク、イチゴカワリギンチャク、サファイアムシモドキギンチャク、へラクレスノコンボウ、リュウグウノゴテンなどインパクトのある命名にも定評がある。東京大学落語研究会で磨いた話術を活かして、YouTubeチャンネル「水族館マスター・クラゲさんラボ」にて精力的にアウトリーチ活動を行う。X(旧Twitter)では「Dr.クラゲさん」として発信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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