出版社内容情報
謎めいた国・イランで、女たちの人生を拾い集めた
女は髪を出してはいけない、肌を見せてはいけない。詩を愛するが、酒はない。謎めいたイスラム教国家に生きる女性たちに、文筆家・イラストレーターの金井真紀が会いに行く。公衆浴場、美容院、はては女子相撲部まで、男子禁制スポットにどかどか潜入!
スカーフのかぶり方を監視する風紀警察、国と闘う弁護士、男のフリをしてサッカーをしていた人、移民の子どもに勉強を教える人、命がけの性的マイノリティetc...。ベストセラー『パリのすてきなおじさん』の著者が、テヘランに生きる女たちと、とことんおしゃべり。
世界はいつも想像の何倍も込み入っている。(本書より)
きっとにんげんが好きになるインタビュー&スケッチ集。
内容説明
一度読んだら忘れられない、謎めいた街で拾いあつめた物語。
目次
1 たたかう女(ベリーショートの通訳;チャドルをやめた主婦;正義のために走り続ける弁護士;風紀警察と街で見かけた女たち)
2 はたらく女(コンピュータエンジニア;細密画の絵師;タイル作家;物語を書く姉妹;美容整形会社勤務;百戦錬磨の看護師)
3 スポーツする女(公園でエクササイズをしていた人たち;ドラゴンボートの選手;女子サッカーU17代表監督で社会学者;かつて“ラシュトの鷹”と呼ばれた女子代表監督;女子相撲の選手たち)
4 居場所をさがす女たち(日本に留学したトランスジェンダーの大学生;「アデル、ブルーは熱い色」を見たレズビアンの大学生;反スカーフデモに参加したバイセクシャルの大学生;キリスト教会で会った人;ピクルスをつくるアフガニスタン移民;寺子屋の校長先生)
5 みてきた女(トルコにしょっちゅう行く人;パラリンピック委員会の人;敬虔なイスラム教徒)
著者等紹介
金井真紀[カナイマキ]
1974年、千葉県生まれ。文筆家・イラストレーター。難民・移民フェス実行委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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