テヘランのすてきな女

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テヘランのすてきな女

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  • サイズ B40判/ページ数 320p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784794974266
  • NDC分類 367.226
  • Cコード C0095

出版社内容情報

謎めいた国・イランで、女たちの人生を拾い集めた

女は髪を出してはいけない、肌を見せてはいけない。詩を愛するが、酒はない。謎めいたイスラム教国家に生きる女性たちに、文筆家・イラストレーターの金井真紀が会いに行く。公衆浴場、美容院、はては女子相撲部まで、男子禁制スポットにどかどか潜入!

スカーフのかぶり方を監視する風紀警察、国と闘う弁護士、男のフリをしてサッカーをしていた人、移民の子どもに勉強を教える人、命がけの性的マイノリティetc...。ベストセラー『パリのすてきなおじさん』の著者が、テヘランに生きる女たちと、とことんおしゃべり。

世界はいつも想像の何倍も込み入っている。(本書より) 

きっとにんげんが好きになるインタビュー&スケッチ集。

内容説明

一度読んだら忘れられない、謎めいた街で拾いあつめた物語。

目次

1 たたかう女(ベリーショートの通訳;チャドルをやめた主婦;正義のために走り続ける弁護士;風紀警察と街で見かけた女たち)
2 はたらく女(コンピュータエンジニア;細密画の絵師;タイル作家;物語を書く姉妹;美容整形会社勤務;百戦錬磨の看護師)
3 スポーツする女(公園でエクササイズをしていた人たち;ドラゴンボートの選手;女子サッカーU17代表監督で社会学者;かつて“ラシュトの鷹”と呼ばれた女子代表監督;女子相撲の選手たち)
4 居場所をさがす女たち(日本に留学したトランスジェンダーの大学生;「アデル、ブルーは熱い色」を見たレズビアンの大学生;反スカーフデモに参加したバイセクシャルの大学生;キリスト教会で会った人;ピクルスをつくるアフガニスタン移民;寺子屋の校長先生)
5 みてきた女(トルコにしょっちゅう行く人;パラリンピック委員会の人;敬虔なイスラム教徒)

著者等紹介

金井真紀[カナイマキ]
1974年、千葉県生まれ。文筆家・イラストレーター。難民・移民フェス実行委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

azukinako

54
私はまったく何も知らないに等しかった。2年前の「反スカーフデモ」から気になりだしてはいたけれど、普通の女性たちの生活、家族、仕事、彼女たちがどんなことを考え、何ををしているのか、面白くて一気読みだった。私の想像などは軽く飛び越え、固定観念もあっという間に覆すパワーがあった。金井さんの語り口とイラストはとってもソフトなんだけど。そのくらい私にはインパクトあった。「やりたいことは我慢しない。失敗してもいいから試してみる。幸せになるために他人をまたない…そうしているうちに自分が好きになりました」この言葉が好き。2024/08/12

はやたろう

23
イランの首都テヘランの女性たちの取材記。宗教とか国策のせいで生きにくいだろうが、その中で逞しく生きる女子たちが素晴らしい。例のごとく、こうしたもの読むと行きたくなる。2024/08/28

阿部義彦

23
ちくま文庫経由で知る事になった金井真紀さんの新刊です。男性に話を聞いた『パリの素敵なおじさん』は柏書房でしたが、今回はイランの女性達の話。晶文社から。イスラム教による男尊女卑社会で女性は人前では髪と肌を露出出来ず、頭にはスカーフ身体にはチャドルを。そこで自由を求める女性たち。本を出すにも検閲を受けるのが当たり前で、テレビでもキスシーンなどは無論カット。同性愛特にゲイには厳しく死刑が宣告されます。そんなイランが世界一性転換手術がさかんなのは、好きな人と暮らすには、性転換するしか無いからだとか。初めての連続。2024/06/29

たいちーらぶ

14
今回の金井さんはイランの首都テヘランに行った。正式国名がイラン・イスラム共和国と言うだけあって公式宗教はイスラム教。なぜそこに金井さんが行ったかというところの話からして興味深いし只者ではない。1979年のイスラム革命以降、窮屈な生活を強いられている女性たちも、ニュートラルな姿勢でインタビューする彼女に本音を打ち明ける。朗らかで優しい金井さんが時に感極まって涙しながらインタビューする姿にぐっとくるものがあった。女性たちの自由を求め闘う精神と芯の強さが印象的だった。2024/09/22

Inzaghico

11
『イランの地下社会』でも、最近スカーフをしている女性をテヘランであまり見かけないとあったが、本書でもかなりそのあたりが緩くなっていることが書かれている。White Wednesday運動を率いていた人々は、こんな形で多少なりとも目標を達成して、嬉しいだろうかと考えてしまう。イランの女性はしたたかに生きる。生き延びるために、理念のために。苦汁を飲まされることもあるが、その経験を糧に、ときに逆手にとって生きる。きゅうりを果物扱いするのがイラン流というところに「そうなの!」と思わず声が出た。あれは不思議だった。2024/07/16

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