出版社内容情報
気づけばいま、雑貨界が物の世界を逆に覆いかくしつつある。
ほとんどの物が、いつ雑貨屋に連れていってもはずかしくないすがた、かたち、ふるまいを身につけてしまっていて、むしろ雑貨化していない物こそがマイノリティになっているのだ。だとしたらマジョリティとしての雑貨は、もう「雑」という字を捨てて、ふつうに「物」と呼んだらいいじゃないか──本書より
物の売買を巡る状況は刻々と変化している。いままさに波にさらわれんとする物の価値をひとつずつひろいあげる珠玉のエッセイ集。本、アート、工芸、情報、音楽、おしゃれ、サブカル、聖と俗……、ゆらぎ続ける世界のはざまで生きのびる方法をケレン味のない筆致で綴る。
内容説明
東京西荻で18年間続く雑貨屋「FALL」の店主によるエッセイ集。物の売買を巡る状況は刻々と変化している。いままさに波にさらわれんとする物の価値を、ひとつずつひろいあげる珠玉のテクスト。本、アート、工芸、情報、音楽、おしゃれ、サブカル、聖と俗…、ゆらぎ続ける世界のはざまで生きのびる方法を優れた筆致で綴る。
目次
雑貨屋プレイ
境界
汚部屋はどこへ消えた?
部屋とメディアと私
インターネットの波打ちぎわで
マイミュージック
フランク・ザッパと本屋の石
本はすべてか
本を読むひとたち
本を撮るひとたち
おしゃれな密室の内と外
顔
デザイン、芸術、クリエイティブ
おむかえのあとさき
橋を渡る
著者等紹介
三品輝起[ミシナテルオキ]
1979年京都府生まれ。愛媛県にて育つ。2005年より東京の西荻窪で雑貨店「FALL」を経営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
阿部義彦
kuukazoo
あきひと
たなかはん
lyrical_otoca