機能不全家庭で死にかけた私が生還するまで

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機能不全家庭で死にかけた私が生還するまで

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  • サイズ 46判/ページ数 204p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794973641
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

機能不全家庭による貧困や虐待の連鎖を断ち切れ!
見えざる弱者・傷ついた者の回復の道とは?

アルコール依存の父、過干渉の母、家庭内暴力の兄という機能不全家庭で育ち、「生きづらさ」からの解放をテーマに言論活動を続ける著者が実体験で語る、貧困・虐待家族のリアル。幼少期に受けた傷からどう回復するか。負の連鎖をどう断ち切るか。マインドフルネス、スキーマ療法など心理療法も経て、家族と絶縁するまでの道のりを描く、実録ノンフィクション。

私が育った家庭はいわゆる「機能不全家家庭」と呼ばれるものでした。家庭内不和により会話はほとんど無く、代わりに怒号が飛び交い、暴力による支配が行われているのが日常だったのです。死に物狂いで家から逃げ出したとき、20年以上続いた地獄がようやく終わったのだと、心の底から安堵しました。しかし現実とは残酷なもので、私はその日、気が付かないまま「第二の地獄」に足を踏み入れていたようです。(「はじめに」より)

「私がされていたことは、虐待だったんでしょうか」
この質問を心理士にできるようになるまで、カウンセリング治療を始めて約1年かかりました。いつも通り1時間のスキーマ治療を終え、荷物をまとめて部屋から出る寸前、一瞬ためらいながら、ようやく口から吐き出した言葉です。
心理士は私の質問に少し驚いた様子でしたが、じっと目を見て、はっきりとした口調で「100%、虐待だと思います」と答えました。
そのとき、これまで十数年にわたって自分にのしかかっていたものが、すっと消えていった気がしました。(「母との絶縁」)

【目次】
第1章 「見えざる弱者」とは誰か──貧困・虐待・障害は目に見えない
第2章 機能不全家庭で育つということ──アルコール依存の父、泣く母、暴力的な兄
第3章 愛着の形成が持つ大きな影響力──「生きづらさ」の正体とは?
第4章 生きづらさの根底と向き合う──スキーマ療法との出会い
第5章 幼少期に受けた傷からの回復──母との絶縁まで
終章 機能不全家族から回復するために──予防すること、孤立しないこと

内容説明

アルコール依存の父、過干渉の母、家庭内暴力の兄という機能不全家庭で育ち、「生きづらさ」からの解放をテーマに言論活動を続ける著者が実体験で語る、貧困・虐待家族のリアル。幼少期に受けた傷からどう回復するか。負の連鎖をどう断ち切るか。マインドフルネス、認知行動療法、スキーマ療法など心理療法の効用についても掘り下げる、実録ノンフィクション。

目次

第1章 「見えざる弱者」とは誰か―貧困・虐待・障害は目に見えない
第2章 機能不全家庭で育つということ―アルコール依存の父、泣く母、暴力的な兄
第3章 愛着の形成が持つ大きな影響力―「生きづらさ」の正体とは?
第4章 生きづらさの根底と向き合う―スキーマ療法との出会い
第5章 幼少期に受けた傷からの回復―母との絶縁まで
終章 機能不全家族から回復するために―予防すること、孤立しないこと

著者等紹介

吉川ばんび[ヨシカワバンビ]
1991年、神戸市生まれ。作家・ジャーナリスト。2014年、関西大学法学部法学政治学科卒業後、商社、司法書士事務所を経て独立。貧困や機能不全家族の問題について自らの生い立ち、貧困体験をもとに執筆や取材、問題提起を行う。2023年4月より、東京大学大学院情報学環教育部に在学中。「文春オンライン」などウェブ媒体や雑誌への寄稿のほか、メディアへの出演も多数。ワタナベエンターテインメント所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

K1

17
家庭が安全安心なものでなかったら・・・アルコール中毒の父、過干渉の母、家庭内で暴力を振るう兄ー家族の抱える闇は暗くて深い。子どもにとって育った家庭が標準であり、その子どもが大人になったとき再生産される可能性は高い。自己責任で切り捨てるのではなく、負の連鎖を断ち切るためには、社会における「機能不全家族」の認知度を上げる必要があるとのことー第三者が介入するとなると難しいのが家族ですから。2023/07/01

よしじ乃輔

10
貧困•虐待状態にあっても「見えざる弱者」はセーフティネットにかかりにくく、支援を受けても良いと思えない精神状態にない事。貧困と機能不全家庭の関連性は深く、幼少期からの傷は生きづらさを植え込まれ回復する過程は難しい事。ご自身の体験を感傷的にならず客観視し、どう自分を救うのかを提示されています。自己責任という風潮の陰に見えざる弱者がいる、という呼びかけは共感しかありません。2023/08/06

noko

4
著者自身が機能不全家族で育って、当事者なので、切実な辛かった過去を書いている。それだけではなく、なぜ機能不全家族が良くないのか、なぜ機能不全家族になるのかも調べている。貧困家庭と機能不全家族は関わりがある。児童虐待による死亡事例の結果では家庭の経済状況について生活保護世帯、住民税非課税世帯の合計割合が平成17年66.7%、平成18年84.2%。低所得な家ほど、深刻な虐待が多い。貧困家庭や機能不全家族問題は家の外には出ない。日本では恥とされているから。親がロールモデルとなる子供は多いので連鎖する。2023/11/01

バッシー

2
当事者の体験談で興味深い。第三者が自覚していない人に「あなたは虐待されている」と告げることの暴力性など、当事者の視点から色々気づかされることが多かった。むずかしいなあ。2024/06/05

しゅんぺい(笑)

2
精神疾患って、本質的に社会や他者とつながりづらくなるものやと思ってるねんけど、まさにその通り。文字にするのはしんどかったんちゃうかなと思うけど、ちゃんと言葉にしてくれてよかった。ほんま不適切な家庭環境ってつらいと思う。そんときだけじゃなく、後年まで影響するから。2023/08/12

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