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出版社内容情報
気鋭の写真家が綴る、親子という他人。
千葉雅也氏(哲学者、作家)、小田原のどか氏(彫刻家、評論家)、
滝口悠生氏(作家)、激賞! 著者初の文芸書、衝撃のデビュー作。
その後のことを知っている私には、父のことを「失踪を繰り返
す父」と呼ぶのはどうしても過剰なことに思える。私がそう思
うのは、「父がやっていることなんてそんなにたいしたことで
はないんです」と謙遜するような気持ちもあるが、本当のとこ
ろは、「父という人は、『失踪を繰り返す』という言葉で片づけ
てしまえるような人ではないのだ」と自慢げに言いたい気持ち
のほうが強くある。――(本文より)
『father』にて「失踪する父」とされた男は、その後は失踪を止めた。
不在の父を撮影する写真家として知られるようになった著者に、
「いる父」と向き合うことで何が浮かび上がってくるのか。
時に不気味に、時に息苦しく、時にユーモラスに
目の前に現れる親子の姿をファインダーとテキストを通して描く、
ドキュメンタリーノベル。
内容説明
時に不気味に、時に息苦しく、時にユーモラスに目の前に現れる親子の姿をファインダーとテキストを通して描く、ドキュメンタリーノベル。
著者等紹介
金川晋吾[カナガワシンゴ]
写真家。1981年京都府生まれ。神戸大学発達科学部人間発達科学科卒業。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。三木淳賞、さがみはら写真新人奨励賞、受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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