出版社内容情報
【ことばは、世界を創造するとともに、神をも滅ぼす】
ことばの本来の力が発揮される「呪文」とは何か。
なぜ「真の名前」は秘されるのか。
古代インドのヴェーダ文献・神話を中心に、
ことばの持つ無限の力を探究する。
呪文・呪術の源泉に迫る、シリーズ神話叢書、第2弾!
呪文を唱えて火を操り、敵の部族や悪魔を倒す話。
呪術師たちを引き連れて呪文を唱えることで、神が洞窟の壁を打ち砕く話。
名前をくれ、名前をくれと懇願してくる神の話。
ことばを間違えて取り返しのつかない失敗をした魔神の話。
世界を理解するための知識が集積された「ヴェーダ文献」。
神々への賛歌を集めた『リグ・ヴェーダ』とヴェーダ祭儀書文献に
おける「ことばと呪力」にまつわる物語を読み解く。
【目次】
序章 ことばの呪術と古代インドの言語文化
1:呪術について 2:高められたことば 3:古代インドの言語文化
第1章 ヴェーダ神話集その一――内容通りの事柄を引き起こすことば
1:導入 2:部族長ヴァーマデーヴァの火の呪文
3:首席祭官ヴリシャ・ジャーナの悪魔祓いの歌
4:首席祭官ウシャナス・カーヴィヤと戦神インドラの二重奏
第2章 ヴェーダ神話集その二――打ちのめし破壊することば
1:導入 2:戦神インドラの魔女殺しの歌
3:戦神インドラの歌と呪術師たちの合唱
4:魔神アスラたちの失言
第3章 ヴェーダ神話集その三――運命を引きよせる名前
1:導入 2:火神アグニの名づけ要求
3:造形神トヴァシュトリの発音間違い
4:国王ダルバの改名儀礼
終章 ことばと共に生きるということ
内容説明
ことばの本来の力が発揮される「呪文」とは何か。なぜ「真の名前」は秘されるのか。古代インドのヴェーダ文献・神話を中心に、ことばの持つ無限の力を探究する。
目次
序章 ことばの呪術と古代インドの言語文化(呪術について;高められたことば ほか)
第1章 ヴェーダ神話集その一―内容通りの事柄を引き起こすことば(導入;部族長ヴァーマデーヴァの火の呪文 ほか)
第2章 ヴェーダ神話集その二―打ちのめし破壊することば(導入;戦神インドラの魔女殺しの歌 ほか)
第3章 ヴェーダ神話集その三―運命を引きよせる名前(導入;火神アグニの名づけ要求 ほか)
終章 ことばと共に生きるということ
著者等紹介
川村悠人[カワムラユウト]
1986年生まれ。広島大学人間社会科学研究科准教授。2014年、広島大学大学院文学研究科博士課程後期修了。専門は古代中世インドにおける言語と思想の研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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