水中の哲学者たち

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水中の哲学者たち

  • 永井 玲衣【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 268p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794972743
  • NDC分類 104
  • Cコード C0095

出版社内容情報

みなが水中深く潜って共に考える哲学対話。
「もっと普遍的で、美しくて、圧倒的な何か」
それを追い求めて綴る、前のめり哲学エッセイ!

「もっと普遍的で、美しくて、圧倒的な何か」それを追いかけ、海の中での潜水のごとく、ひとつのテーマについて皆が深く考える哲学対話。若き哲学研究者にして、哲学対話のファシリテーターによる、哲学のおもしろさ、不思議さ、世界のわからなさを伝える哲学エッセイ。当たり前のものだった世界が当たり前でなくなる瞬間。そこには哲学の場が立ち上がっている! さあ、あなたも哲学の海へダイブ!

小さくて、柔らかくて、遅くて、弱くて、優しくて、
地球より進化した星の人とお喋りしてるみたいです。
──穂村弘

もしかして。あなたがそこにいることはこんなにも美しいと、
伝えるのが、哲学ですか?
──最果タヒ

人々と問いに取り組み、考える。哲学はこうやって、わたしたちの生と共にありつづけてきた。借り物の問いではない、わたしの問い。そんな問いをもとに、世界に根ざしながら世界を見つめて考えることを、わたしは手のひらサイズの哲学と呼ぶ。なんだかどうもわかりにくく、今にも消えそうな何かであり、あいまいで、とらえどころがなく、過去と現在を行き来し、うねうねとした意識の流れが、そのままもつれた考えに反映されるような、そして寝ぼけた頭で世界に戻ってくるときのような、そんな哲学だ。(「まえがき」より)

目次
1 水中の哲学者たち
2 手のひらサイズの哲学
3 はい、哲学科研究室です


永井玲衣(ながい・れい)
1991年、東京都生まれ。哲学研究と並行して、学校・企業・寺社・美術館・自治体などで哲学対話を幅広く行っている。哲学エッセイの連載なども手がける。独立メディア「Choose Life Project」や、坂本龍一・Gotch主催のムーブメント「D2021」などでも活動。詩と植物園と念入りな散歩が好き。

内容説明

「もっと普遍的で、美しくて、圧倒的な何か」それを追いかけ、海の中での潜水のごとく、ひとつのテーマについて皆が深く考える哲学対話。若き哲学研究者にして、哲学対話のファシリテーターによる、哲学のおもしろさ、不思議さ、世界のわからなさを伝える哲学エッセイ。当たり前のものだった世界が当たり前でなくなる瞬間。そこには哲学の場が立ち上がっている!さあ、あなたも哲学の海へ!

目次

1 水中の哲学者たち(あともう少しで;飛ぶ;ガシャン ほか)
2 手のひらサイズの哲学(爆発を待つわたしたちの日常について;叫び;我思うゆえに我あれよ ほか)
3 はい哲学科研究室です(死ぬために生きてるんだよ;世界、問題集かよ;先生、ハイデガー君が流されてます ほか)

著者等紹介

永井玲衣[ナガイレイ]
1991年、東京都生まれ。哲学研究と並行して、学校・企業・寺社・美術館・自治体などで哲学対話を幅広く行っている。哲学エッセイの連載なども手がける。独立メディア「Choose Life Project」や、坂本龍一・Gotch主催のムーブメント「D2021」などでも活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

179
「哲学エッセイ」というジャンルになるのだろう。平易な言葉で、哲学することの意味が綴られていて、とてもいい本だと思う。著者にとって哲学とは「なんで?と問うこと」。「学問というより、行為や営みと表現した方がいいかもしれない」という言葉に、小学生等との哲学対話を続けてきた著者の信念を感じる。「文を「しかし」でつなぐのは簡単。でも、「だから」でつなぐのは工夫を要する。それは論理を要するから。論理を要するとは、普遍性を要することだ」という文章も好きだ。水中に潜って深く静かに考えることを暗喩するタイトルも素晴らしい。2021/12/21

けんとまん1007

165
哲学。年々、哲学という二文字のイメージが、変わってきていると思う。以前は、随分と遠いものだったが、少しずつ、自分との距離が近くなってきている。哲学は、実は、日々の営みの中にあるもの。その中で、いろいろ考え、実践してみて、また考える。最初は、知識レベルで学んだことが、少しずつ、自分の言葉になっていく。そして、ある日、ふと気づく。ずっと、自分の奥深くになったものが、ひょっこりと顔出す。それでいいのだと思う。ただ、自分の周囲を考えると、その我慢ができないのだろうと思う。2022/01/03

mukimi

144
分からないことばかりで、周りはみんな器用で、世界に馴染めない。そんな筆者は哲学を学び文学に傾倒し哲学対話を生業とすることで分からなさを言語化する。生きづらさや疑問や悲しみを深く考える暇もなく生き急ぐ私がどこかに忘れてきた気持ちや違和感に本の中でまた巡り会えて懐かしい。筆者みたいにどこまでも深く哲学の海に潜りゆっくりと思考できたら…と夢想するけど、私も私なりに手のひらサイズの哲学、そっと持ち運んで生きよう。私達は互いに分かり合えないということで繋がっているって考え方が一番好き。心を軽やかに豊かにしてくれた。2024/04/07

はっせー

111
久しぶりにのめり込みような文章だった!この本は哲学エッセイである。著者の永井さんが日常感じたことや出来事について考えたことをまとめている。その中でも永井さんがファシリテーターとして行っていることが哲学対話。哲学対話とは答えのない問いについてみんなで話し合うことである。みんなで問いについて考えることはみんなで問いの海に潜ることだと書いてあった。私はこの文章を読んでおそらく常識が邪魔になるので潜るときは常識を耳抜きしてから行うのかなって思った。文章が同世代のように感じて読みやすいが考えさせられる本であった!2022/04/21

どんぐり

86
学校・企業・寺社・美術館・自治体などでファシリテーターとなって「哲学対話」を行っている著者のエッセイ。哲学対話はある問いを決めて、参加者が水中に深く潜るようにみんながひとと一緒になって考えるもの。海外では、P4C(Philosophy for Children)といわれるものだ。哲学とは、「なんで? と問う」シンプルなもの、問いは別に高尚でなくていいという。小学生は、「なぜひとは生きているのか?」「死んだらどなるのか」「人間とは何か」が定番で、年齢が上がっていくと人間関係や人生への問いに変化していく。→2022/09/10

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