プロジェクト・ファザーフッド - アメリカで最も凶悪な街で「父」になること

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プロジェクト・ファザーフッド - アメリカで最も凶悪な街で「父」になること

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  • サイズ 46判/ページ数 420p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794972736
  • NDC分類 936
  • Cコード C0098

出版社内容情報

「殺し合いを今すぐやめなきゃならない。子供たちを救うんだ」
父を知らずに育った男たちが親になるとき――。
貧困、差別、暴力を超えて繋がる男たちのドキュメント

ロサンゼルス南部の街ワッツは、ギャング抗争が頻繁に起こるスラム街。
死ととなり合わせの暴力やドラッグ汚染、警官の虐待行為が男たちを捕らえ、
父から子、子から孫へと連鎖していく。

人類学者でソーシャルワーカーの著者は、元ギャングメンバーに頼まれて、
子供をもつ男性たちの自助グループを運営。
毎週水曜日の夜、会合には十代の少年から中年層までが集まり、
語り合いながらともに「父になること」を手探りする。
たがいの喜びも不安もトラウマをも受けとめながら、子供たちを全力で守り、
コミュニティを再生していくことを胸に誓う――。

Zeebra氏(ヒップホップ・アクティビスト)推薦!
父親とはどんな存在であるべきか。そこに完璧な答えなど存在しない。
大切なのは自分と向き合う事。負の連鎖を断ち切るのは貴方です!

水無田気流氏(詩人、社会学者)推薦!
荒んだ街で生き延びるためにこそ、子どもには父親(俺たち)が必要。
繰り返されるその言葉は、あまりに重い。
父親を知らずに育った男たちが、父親になる意味を問い直し、
子どもを守り育てることを誓いながらも、挫折を重ねる。
「完璧」からはほど遠い彼らが父親たり得ること(ファザーフッド)を目指すこと。
困難で切実なこのプロジェクトの行方を、見守ってほしい。


「日頃から銃を使い、ドラッグを売買し、女たちを殴り、刑務所に行き、どうしたら父親になれるのか見当もつかずにいるそうした男たちは、まず自分自身が父親を求めていたのだ。彼らの喪失感の深さと強い欲求から、本人は直接口にはしないが、一つの疑問がひしひしと伝わってくる。『こんな俺がどうしたら父親になれるのか?』」――本書「父親としての傷」より



【目次より】

01 ワッツ
02 父親としての傷
03 地元
04 あんたも俺たちを見放すのか?
05 ブラザーズ
06 虐待
07 リーリー
08 ファザーフッド
09 父親っ子
10 ベビー・ママ
11 働くお父さん
12 雇用創出
13 ビッグ・ママ
14 光明が差す
15 チェックメイト
16 〈ネーション〉
17 地域のヒーロー
18 ツインズ
19 俺たちはみな家族だ
20 スコットランドからの手紙
21 写真判定
22 俺らがおまえたちのパパになる
23 フッド・デー
24 シュガーベア
25 あと十二日
26 ドアを通り抜けて
27 ジャメ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

risako

5
ロサンゼルス一治安が悪いと呼ばれるワッツ地区。そこはギャング団に所属して違法な金儲けをすること以外、生きる選択肢がないと思わせる土地である。そこに暮らす子持ちの男たちが「良き父親」になるために自助グループの中で話し合いを重ねていく。アメリカという国に歴然と存在する人種差別の深刻さと差別される側の絶望的な立場に、読んでいて胸が痛くなった。2022/01/04

駒場

4
ヤクが流通し、人が死に、貧困に満ちたワッツ地区。そこでは男たちがすぐにムショにぶち込まれ「父親」のロールモデルがなく子供たちが育っていくやべえ世界だ。この状況を少しでも変えようと、公的支援を受けた自助グループが立ち上がる!性差別主義者で、ホモフォビックで、職がなくて、子供を虐待するような親父たちがどうやって「ファザーフッド」に目覚めるのか?と思うが、じわじわ変わっていく描写が面白い(変われない点もあるのがリアル)。自分の子供だけでなく、そのうち地域コミュニティまで意識が及ぶようになるという成長っぷりに驚き2022/02/05

Miki Shimizu

2
なんか、あれ、映画「プリズンサークル」の街の中版みたいな。ドラックと暴力だらけの中で父親を知らずに育ち、若くしてお父さんになるけどお父さんのモデルはない。良い父親とは?子どもととう接したらいいのか?とかみんなで話し合って、お互いで支え合いつつ街全体を良くしていこうって言う活動にしていく。めっちゃステキ。2021/08/31

与太

1
ワッツという町の存在も知らなかった。調べれば部外者は近づいちゃいけない場所として観光サイトなどで色々と紹介されていて、もしこの本が無ければ、犯罪だらけのおっかない土地としか認識できなかったとおもう。でもこの本のお陰で、その悪循環の環境をどうにかしようとしている人々も暮らしている町だと知ることができた。若い世代や子どもたちを自分たちと同じ目にあわせないために、頑張ろうとなるおとこ達には敬意しかない。その一方で偏見も倫理観も理解しがたいところはあるけど、ある種素直な発言は読んでいて面白い2024/02/05

ishida

1
父親って大事だなぁ2021/10/21

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