出版社内容情報
〈我思う、故に我在り〉はかくも誤解されてきた!
「〈我思う、故に我在り〉は大発見」「人間の身体は単なる機械」「動物には何をしたっていい」……ぜんぶ誤解だった! 世界的権威が21の「誤解」を提示、デカルトにかけられた嫌疑をひとつひとつ晴らしていく。
「近代哲学の父」「合理主義哲学の祖」などと持ち上げられながら、その実デカルトほど誤解されている哲学者はいない。それでよいのか? 見かねて立ち上がったデカルト研究の世界的権威が、私たちの誤解に逐一反駁を加えながら、デカルト本来の鋭く豊かな思考を再構成する。デカルトが言ってたのはこういうことだったのか! 硬直したデカルト像を一変させるスリリングな哲学入門。
内容説明
「近代哲学の父」「合理主義哲学の祖」などと持ち上げられながら、その実デカルトほど誤解されている哲学者はいない。それでよいのか?見かねて立ち上がったデカルト研究の世界的権威が、私たちの誤解に逐一反駁を加えながら、デカルト本来の鋭く豊かな思考を再構成する。デカルトが言ってたのはこういうことだったのか!硬直したデカルト像を一変させるスリリングな哲学入門。
目次
学校で教わることはどれも役に立たない
感覚は私たちを欺く
明晰判明でなければ決して真ではない
方法の規則は少ししかない
神はやろうとすれば3+2=4にできる
「私は考える、だから私は在る」というのは大発見である
人間の魂は、自分に対して透き通るように立ち現れてくる純粋な思考のことだ
人間の精神は、思考するのに身体を必要としない
人間の精神は、独り観念を介さなければ何も認識しない
人間の意志は無限である〔ほか〕
著者等紹介
カンブシュネル,ドゥニ[カンブシュネル,ドゥニ] [Kambouchner,Denis]
1953年生まれ。パリ第1大学パンテオン=ソルボンヌ校名誉教授。デカルト研究の世界的権威
津崎良典[ツザキヨシノリ]
1977年生まれ。国際基督教大学教養学部人文科学科卒業。大阪大学大学院文学研究科修士課程修了。パリ第1大学パンテオン=ソルボンヌ校でカンブシュネル氏に学ぶ。同校哲学科博士課程修了、哲学博士号を取得。現在、筑波大学人文社会系准教授。デカルト関連書の訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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