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内容説明
幼少期のエピソードから大好きな本について、音楽を生み出す際の苦労などのよもやま話を時に抱腹絶倒、時に哀愁漂わせ、喜怒哀楽たっぷりの文章でつづる。ついつい毎日開きたくなる、生活用品のようなエッセイ集。
目次
私は何の花?
聞かれると困る質問
角度を変えれば
そう簡単には変われない
東京美容院ライフ
ラーメンが教えてくれたこと
春は好きだ
夏は魔物
本休日
転校生
兄の話
東京蛍
貯金の使い方
森ガール期
こんな鳩はいやだ
恋地獄
著者等紹介
関取花[セキトリハナ]
1990年生まれ、神奈川県横浜市出身。愛嬌たっぷりの人柄と伸びやかな声、そして心に響く楽曲を武器に歌い続けるソロアーティスト。NHK「みんなのうた」への楽曲書き下ろしやフジロック等の多くの音楽フェスへの出演、ホールワンマンライブの成功を経て、2019年ユニバーサルシグマよりメジャーデビュー。バラエティ番組への出演や、ラジオのパーソナリティを務めるなどマルチに活躍している。『どすこいな日々』が初の著書(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
niisun
29
シンガーソングライター関取花さんのエッセイ。テレビもラジオもあまり観ないし聴かないのですが、たまたまYouTubeで見かけた彼女の歌が気に入って、CDを買って良く聴いてます。特に歌詞が好きで、言葉のチョイスがいいなぁ、きっといい文章を書くんだろうなぁと思っていたところ、この本を見つけました。私が好きな『もしも僕に』という歌の一節「もしも僕に子供ができたら どんなことを伝えるだろう(中略)努力は大抵報われない 願いはそんなに叶わない それでもどうか腐らずに でかい夢見て歩いて行くんだよ」。私も娘に伝えたい。2021/01/14
booklight
27
【読友本】『もしも僕が』とかよく聴いていたなぁ。シンガーソングライター関取花(本名)のエッセイ集。イラストも。ゆるーい感じがいい。『森ガール期』で若い女性のファッションの迷路の話が面白かったり、『私は何の花?』で、ハルジオン!が名前の由来と母に聞いたり、『歌のかけら』作詞の苦労が少し見えたり、『だから私は』で歌う理由と自分の居場所を見つけたり。『角度を変えれば』では、角度を変えて体重計に乗れば体重が変わるといって「マイケル」「フカワ」「ダビデ」とかアホすぎて笑えました。そうそう、人生なんて壮大なネタ探し。2023/12/31
べる
24
「人生なんて壮大なネタ探しみたいなものだと思う。どんな今だって、最後は笑い話に変えればいい。」シンガーソングライターの著者の発想や考え方は面白くて友達になりたい人柄を感じたエッセイだった。センチメンタルな気分になる雨の日に楽しむ方法を考えて編み出した「小説ごっこ」は楽しそうで私も試してみたい。「腹筋をしようと思った そのまま寝てた」とか途中に挟まれているイラスト達にもクスっと癒された。大したことのない日常も文章で綴ってみたら楽しそうだ。昨日デパートの閉店時間に気付かなかった失敗もネタになるかもしれない。笑2023/10/09
つくし
7
お気に入りの歌は「もしも僕に」。繊細な視点を持ちながらやけにコミカルで明るい印象はこのエッセイにも色濃く。さり気ない日々をちょっと面白くする、個性的にするのがとても上手な人なんだなぁと感じました。そして素敵なご家族。2021/04/07
しゅんぺい(笑)
5
瀬尾まいこさんのエッセーにも似た感覚になった。素敵な本。日々丁寧に生きてるねんなあ、と思わされる本。あとがきに書いてある、編集者と著者の出会いのエピソードも素敵。関取さん、かっこつけへん、自然体なひとやねんなあと感じた。2021/04/08




