内容説明
芥川賞作家、映画監督、アーティストたちがこぞって駆け込む治療院。その秘密と日々の風景とは。東洋医学の基本と方法を創作日記形式でゆるゆる紹介。
目次
東洋医学の応急処置
うつ
幻肢
刺さないハリ
点・灸
肝は青い?
文体
メイゲン
逆子
浅いハリ―深いハリ
美容鍼
足三里
カゼ
読売ジャイアンツ・沢村投手の刺鍼事故について
禁断のツボ
“脊柱管狭窄症”
保険
脈
もちの話
脳血管障害の後遺症
肩コリなのになんで足にハリをするんですか?
低い方だって…
治療家の養生
著者等紹介
松波太郎[マツナミタロウ]
1982年生まれ。小説家、臨床家。大東文化大学中退、宇都宮大学卒業、一橋大学大学院言語社会研究科修了。東洋鍼灸専門学校卒業(鍼灸あん摩マッサージ指圧科)。中国・北京中医薬大学短期研修、都内の治療院数ヶ所での勤務・研修を経て2018年より豊泉堂を開院。小説家としては2008年「廃車」で文学界新人賞受賞、『LIFE』(講談社)では野間文芸新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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まさや
5
小説家兼鍼灸師の松波太郎氏は「小説をすんなり受け止められる身体」の状態を目指し治療をしています。豊泉堂という治療院での様子を綴っています。埼玉県にあるそうです。2022/01/09
kinoko_kinako
3
挫折2023/07/12
kyon
2
小説家でもあり、鍼灸院を営んでいる著者だからこそ書ける作品と、著名人による体験談。鍼灸師がどのような心情でお客さんと向き合い、施術に臨むかが分かる貴重な本だと思う。私が今まで通った整形外科や整体院では毎回、「どの部位が一番悪い?1から10までの数字で状態を現わして」等と言われるのに違和感やモヤモヤを感じていたのだけれど、この本を読んでいて全身のつながりが少し分かり、安心できた。機会があれば著書に鍼灸をしてもらいたいという気になった。2024/02/26
ロバーツ
0
鍼灸師兼小説家が書いた本。東洋医学の考え方が垣間見える。2023/04/26
kaoo
0
鍼灸、とても効きそうで興味津々。2021/03/03