内容説明
たった一着で世界は美しく変わる。着た人みんながくるくる回りたくなるその秘密とは?実店舗なし、1着に4メートルの生地を使用、セールをやらない、無料の試着会を開催…。「当たり前」を次々超えていく大注目ブランドfoufouが伝えるヘルシーな仕組みのつくり方。
目次
1章 foufouのこれまで(ファッションなんて大嫌い。;ある本との出会い;服作りは楽しい ほか)
2章 foufouの姿勢(試着会という取り組み;ライブ配信はエンターテイメント;言わないけどメイドインジャパン ほか)
3章 僕の姿勢(本は重たいSNS;アイディア;矢面に立つ覚悟はあるか ほか)
著者等紹介
マール コウサカ[マールコウサカ]
1990年生まれ。東京都出身。大学卒業後、文化服装学院の2部服飾科(夜間)に入学。2016年、在学中にファッションブランド「foufou(フーフー)」を立ち上げる。『すこやかな服』が初の著書になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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moonlight
25
インスタグラムで知ったfoufouという服屋さんのデザイナーさんの著書。ワンピースのシルエットがとても美しくてどこで買えるんだろう?と思ったもののなんだか一般的なアパレルとは違うんだな、と興味を持った。店舗を持たない、セールをしない、カラバリを作らない、人気商品は年を跨いで再販もする、作る人も買う人も幸せになれる健やかな消費を目指しているそう。試着会なるものに参加してみたいけど若い人ばかりかしら…🤔2025/06/12
はるき
17
P59のスカートが凄く好み。売れるだけ作る。少量生産、通常再売、受注生産。昔ながらの商店街な感じが良い感じ。サステナブルだし、人間らしくて良いです。2021/06/08
チェアー
11
すこやかな消費は、作る側も買う側も無理をしない。無理に売るのでもなく、無理に買うのでもない。好きだから、買う。それを実現する仕組みが、試着会とネット販売だった。 ただ、一方で才能ある筆者でしかできないことなのかもしれないとも思う。限られた人しか実現できない「すこやかさ」なのかな。それでも、それがまったくない世の中よりは格段にいいのだけど。2021/01/05
江藤 はるは
5
いい感じ✌️2020/10/11
peko
4
「foufou」という洋服ブランドを何かで知り、気になっていた。その立ち上げから、試着会という試みなど、ブランドの全てが語られている。その情熱とともに、ビジネス書のような、哲学書のような、著者であり、デザイナーのコウサカ氏の考えがおもしろかった。これからの時代のビジネス、消費の在り方の一つなんだろう。こういう小さくて新しい取り組みがあちこちで始まっていると思うと、いろいろ知りたくなる。2021/01/12