内容説明
くだりのエスカレーターが苦手、卒業直前に会えなくなった同級生、あの子がお味噌汁とご飯に降格しますように、子供のころ好きだった食べ物「物体A」、空き巣に人間性を見出す、ドライヤーが動くのをただ見ている…。平坦に見える毎日から少しずつ退出していく、“半”日常イラスト&エッセイ集。
目次
まぎれたいのに
さだまらない
じょうずに集中
記憶ずるずる
だいすきだけど
逃せない
わかりあえない
気づけばそばに
読みすがる
朝が憎いよ
ごはんは眠る
呪いの先に
フカッとさせる
名前をうばう
受け止める
ひとりでしゃべる
寝ててもいいよ
アイスのやさしさ
つながらないと
人のよい空き巣
動きつづける
嘘みたい
その場しのぎの
食べるのを見る
せまってくるよ
赤福襲来
疑似恋愛
私のゆくえ
言葉の性格
あからさまな幸せについて
かなわない
どなたですか
やわらかいもの
著者等紹介
三好愛[ミヨシアイ]
1986年、東京都生まれ。イラストレーター。ことばから着想を得る不思議な世界観のイラストが人気を集め、『どもる体』伊藤亜紗(医学書院)、『某』川上弘美(幻冬舎)をはじめ数多くの本の装画や挿絵を担当するほか、クリープハイプのグッズデザインも手がけるなど、幅広く活動している。『ざらざらをさわる』が初の著書(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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