内容説明
自立共生塾を主宰する著者は、非電化の冷蔵庫や除湿器、コーヒー焙煎器など、環境に負荷を与えないユニークな機器を発明している。いい発明は、社会性と事業性の両立を果たさねばならない。月3万円稼げる仕事の複業、地方で持続的に経済が循環する仕事づくり、「奪い合い」ではなく「分かち合い」のすすめなど、真の豊かさを実現するための考え方とその実例を紹介する。新型コロナウィルスの感染拡大で、いままでの暮らしを見なおす人が増えているなか、これからの時代に必要とされる発想がたくさん詰まった一冊。
目次
第1章 「月3万円ビジネス」とは
第2章 「月3万円ビジネス」の実例
第3章 地方で仕事を創るセオリー
第4章 エネルギーとお金を使わなくても実現できる豊かさがある
著者等紹介
藤村靖之[フジムラヤスユキ]
1944年生まれ。工学博士。非電化工房代表。日本大学工学部客員教授。自立共生塾を主宰。科学技術庁長官賞、発明功労賞などを受賞。非電化製品(非電化冷蔵庫・非電化掃除機・非電化住宅など)の発明・開発を通してエネルギーに依存しすぎない社会システムやライフスタイルを国内で提唱。モンゴルやナイジェリアなどのアジア・アフリカ諸国にも、非電化製品を中心にした自立型・持続型の産業を提供している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
paluko
9
「先ず一番に価値を定めます。自分勝手に定めるのではなく、買う立場の人に確かめます。次に、客が感じる価値よりも安い価格を定めます。その後で、原価+経費が価格よりもウント安くなるように、作り方と売り方に知恵の限りを尽くします。知恵の限りを尽くせば、大抵の場合にこの方程式は解けます」(23頁)。ストローベイルハウス(75頁)、籾殻ハウス(60頁・198頁)ってちょっと興味を引かれる。持続可能なやり方で幸福度を維持・向上していくことは可能だと思わせてくれる一冊。2023/04/21
カルシュ
7
小さいビジネスを沢山して生活する。衣・住・食・エネルギー・安全健康・教育・娯楽・情報・交通のカテゴリーの自給自足を考えていく。3万円ビジネスは実現は少し難しいと思いましたが読んで自分の生活にも自給自足を取り込んでみようと思いました。生き方を変えてくれるような本でした。2020/12/02
けん
3
★2.52025/02/24
Koji Harasawa
3
「地方で、いいことで愉しく稼ぐ」。良い。本当にそれが良い。それをやっていきたい。たくさんのヒントが詰まった本だった。やろう。2022/05/20
トモロー
0
やろうと思えばこんなにアイデアが出るのかと思ったが、人付き合いが大前提。HSPには向かないのと、稼ぎ過ぎないことを強調するスタイルにあまり共感できなかった。2022/05/19
-
- 和書
- 沈む島 ソノラマ文庫