内容説明
「老後破産教」には、入らない。たくさんお金があっても、老後の不安は消えない。守るだけではなく、考え、受け入れ、楽しむための老後へ―。人生100年時代、人生を楽しく生き切った、そう思えるように、私たちが準備しなければならないこと。
目次
1 不安とともに人生を過ごさない。その考え方と生活の技術
2 しあわせとお金の程よい距離を測る
3 終の棲家の考え方
4 健康と保険の健全な関係
5 終活をはじめる前に
6 五〇代からの賢い買い物指南
著者等紹介
佐藤治彦[サトウハルヒコ]
経済評論家、ジャーナリスト。1961年、東京都生まれ。慶應義塾大学商学部卒業、東京大学社会情報研究所教育部修了。JPモルガン、チェースマンハッタン銀行で銀行員としてデリヴァティブを担当。その後、短期の国連ボランティア、企業コンサルタント、放送作家を経て、テレビ、ラジオ、雑誌などで経済やマネーについての経済評論家、コメンテーターなどを務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くさてる
16
世には「お金の使い方」「資産の貯め方」を指南する本が溢れている。資産と呼べるようなものを持っていない私でも、なんとなくその手の本を手に取ることがあるのだけど、この本は一味違った。いわゆるお金の使い方、資産の守り方を説いてはいるのだけど、語り口がとてもやさしく、堅実で、地に足がついている感じがする。煽りや脅しがないので、著者の考えを差し出されて、自分も一緒に考えることができるような本。お金のことを考えてみたい人におすすめです。2020/09/19
佐藤治彦
7
筆者です。40代以上のシニアライフを考え始めた世代、シニアな世代にも読んでいただきたいエッセイ本、第2弾です。また、この1・2年のシニアが知っておきたい新しいマネー事情についての情報にも触れて書いてみました。2019年4月末に上梓。おかげさまで、経済アナリストの森永卓郎氏(アエラ6月3日号)立川談四楼氏(週刊新潮 8月8日号)を始め、梶原しげるさん、三遊亭鬼丸氏らから絶賛をいただきました。経済評論家なので。しあわせな人生を送るためのヒントをお金を軸に綴りました。皆様の感想を楽しみにしています。2019/06/10
わい
4
予想を良い方に裏切られた本でした。「退職したらあちこち行きたい」ではなくて今のうちに身体が自由に動くうちにいろいろした方が良いなと改めて思う。趣味のリスク分散はちょっと眼から鱗でした。2020/07/24
ジョイ
4
『僕が特上のにぎり寿司を食べられない理由』の章には胸が詰まりました。自分の両親を思い出してしまい、著者のご両親と私の両親と私の行動が重なりました。示唆に富む考えや、経験談はこれから老後を迎えるにあたり良い指針の一つになります。読後感もしばらくはジーとして、考えを温めていました。おすすめの本です。2019/06/08
あーい
3
お金を増やす方法じゃなくて現在の自分をゆたかにしあわせにするためのお金の使い方について書かれていた。定年前の男性が素直に受け入れれるなら未来がかわるかもしれない本の内容かなと思った。増やすことに必死になりながら減らしてしまうリスクもあるので柔軟な考えかたができるようにしたいなと思った。読んでよかった。2019/11/25