濃霧の中の方向感覚

個数:
電子版価格
¥1,650
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

濃霧の中の方向感覚

  • 鷲田 清一【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 晶文社(2019/02発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 36pt
  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月27日 05時52分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 356p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794970664
  • NDC分類 104
  • Cコード C0095

出版社内容情報

危機の時代の知性とは、方向感覚を保ちつづけること。臨床哲学者がみずからの方向感覚を研ぎ澄ませながら綴った思索の記録。危機の時代、先の見えない時代において、ほんとうに必要とされ、ほんとうに信じられる知性・教養とはなにか? それは、視界の悪い濃霧の中でも道を見失わずにいられる「方向感覚」のこと。複雑性の増大に耐えうる知的体力をもち、迷ってもそこに根を下ろしなおすことのできるたしかな言葉と出会う。社会、政治、文化、教育、震災などの領域において、臨床哲学者がみずからの方向感覚を研ぎ澄ませながら綴った思索の記録。

濃霧の中の方向感覚──まえがき
1 社会 Society
2 政治 Politics
3 文化 Culture
4 教育 Education
5 震災後のことば Literature After the Disaster
6 身辺雑記 Memories
対話の可能性──あとがきに代えて

鷲田清一[ワシダキヨカズ]
著・文・その他

内容説明

危機の時代、先の見えない時代において、ほんとうに必要とされ、ほんとうに信じられる知性・教養とはなにか?それは、視界の悪い濃霧の中でも道を見失わずにいられる「方向感覚」のこと。複雑性の増大に耐えうる知的体力をもち、迷ってもそこに根を下ろしなおすことのできるたしかな言葉と出会う。社会、政治、文化、教育、震災などの領域において、臨床哲学者がみずからの方向感覚を研ぎ澄ませながら綴った思索の記録。

目次

1 社会
2 政治
3 文化
4 教育
5 震災後のことば
6 身辺雑記

著者等紹介

鷲田清一[ワシダキヨカズ]
1949年京都府生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。大阪大学教授、大阪大学総長などを歴任。現在、京都市立芸術大学理事長・学長、せんだいメディアテーク館長。哲学・倫理学を専攻。89年『分散する理性』(のち『現象学の視線』に改題(講談社学術文庫))と『モードの迷宮』(ちくま学芸文庫)でサントリー学芸賞、2000年『「聴く」ことの力』(阪急コミュニケーションズ/ちくま学芸文庫)で桑原武夫学芸賞、12年『「ぐずぐず」の理由』(角川選書)で読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

56
敬愛する鷲田先生の言葉。鷲田先生の言葉は、何故、こんなに穏やかでありながら、深くて、鋭くて、思いやりに溢れているのだろうかと思う。今のこの国を覆っている、停滞と殺伐とした空気の中で、ほんのりと先を照らしてくれるようだ。日々の営みの中で綴られた言葉は、まさに、生きる哲学でもある。自分自身の在り様を再確認するには、鷲田先生の言葉は最適だと思っている。2022/06/03

よこたん

51
“標準語で書かれた端正な文章を読んでいても、書いているのが関西人ではないかとおもうときがある。” ああ、これか。鷲田さんの文章がとても好きな理由が分かった気がした。なかなかにかたい内容のことでも、どことなく柔らかな物腰というか、温かみがあるというか。この多幸感が、どこから来るのかが、ストンと腑に落ちた。「社会」「政治」は悲しいかな頭がついていけなかったが、「文化」「教育」はそうそうと楽しく、「身辺雑記」は一番面白かった! 「震災後のことば」は、胸の中を風がぴゅうと吹き抜けるような心地だった。2019/05/09

抹茶モナカ

24
朝日新聞一面の『折々のことば』を毎日チェックしているので、著者が引用する箴言とそこから導く哲学には親しみがあり、新聞の片隅のコーナーからより大きく入れ物を変えての思考を味わえた。この哲学エッセイ集で一番強く考えさせられたのは、公共サービスへの依存で生きる力を失った私達日本人の事。東日本大震災の際には、或いは、自分たちは難民になっていたかもしれない事。繰り返し語られていたせいもあり、ハッとさせられた。幾つかのテーマ毎に分けられているエッセイ集で、哲学のエッセンスがあって、短いエッセイが主なので読みやすい本。2019/05/01

ムーミン

23
「つくる」と「つかう」の話、とても心に残りました。「つくる」ことが、人の普段の暮らしから離れていった。「つかう」とは、道具に「付く」「合う」こと。自らと道具とが一つとなり、道具が自分の体の一部となって対象に働きかけること。2019/05/13

みどりくない

5
色々なことに思い馳せながら読めた本だった。通っている大学の風景とか、国会パブリックビューイングとか、将来どんな街に住みながらどう働くかとか… 理想論のように感じる部分もあったけれど、夢を見させてくれたり温もりを感じさせてくれる本だった。希望をもらった。2019/06/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13499714
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。