韓国文学のオクリモノ<br> 鯨

個数:

韓国文学のオクリモノ

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 492p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794970008
  • NDC分類 929.13
  • Cコード C0097

出版社内容情報

誰が知るだろう、この物語のすべてが
一編の復讐劇でもあるということを――

一代にして財を成し、
あまたの男の運命を狂わせた母クムボク。
並外れた怪力の持ち主にして、人ならざるものと心を通わし、
煉瓦づくりに命を賭した娘チュニ。
巨大な鯨と煉瓦工場、華やかな劇場をめぐる
壮絶な人生ドラマが幕を開ける。
ストーリーテラーとして名高い著者が、
破壊的なまでに激しく生々しい人間の欲望を
壮大なスケールで描き出した一大叙事詩。

★韓国では累計15万部を記録するロングセラー
★「私にとって小説は最も自由で最も新しい芸術です」――チョン・ミョングァン

第一部 波止場
工場/ 鬼/ 一つ目/ 少女/ 波止場/ 荷役夫/ ローラ/ 刀傷/ ジョン・ウェイン/ 怪物/ 暴風雨/ 出港/ 流浪/ 双子

第二部 ピョンデ
ヒメジョオン/ コーヒー/ 雷/ ナムバラン/ 象/ オート三輪/ 沼/ 煉瓦/ トンピョ/ スキャンダル/ 蜜蜂/ 祈?師/ 白内障/ 娼婦/ 鯨/ 彼、または彼女/ 幽霊/ 前夜/ 火柱

第三部 工場
放火犯/ 刑務所/ バークシャー/ 鉄仮面/ 王族/ 出獄/ 帰還/ 谷間/ トラック/ 豪雪/ 大劇場/ チュニ、または女王

エピローグ1/ エピローグ2

チョン・ミョングァン[チョン ミョングァン]
著・文・その他

斎藤真理子[サイトウ マリコ]
翻訳

内容説明

誰が知るだろう、この物語のすべてが一編の復讐劇でもあるということを―。一代にして財を成し、あまたの男の運命をくるわせた母クムボク。並外れた怪力の持ち主にして、人ならざるものと心を通わし、煉瓦づくりに命を賭した娘チュニ。巨大な鯨と煉瓦工場、華やかな劇場をめぐる壮絶な人生ドラマが幕を開ける。ストーリーテラーとして名高い著者が、破壊的なまでに激しく生々しい人間の欲望を壮大なスケールで描き出した一大叙事詩。

著者等紹介

チョンミョングァン[チョンミョングァン]
1964年、韓国・京畿道龍仁市生まれ。保険の営業マンなど様々な仕事を経て映画関係の仕事につき、シナリオを手がける。2003年に短編「フランクと私」でデビュー。翌年に発表した『鯨』で第10回文学トンネ小説賞を受賞する

斎藤真理子[サイトウマリコ]
翻訳家。『カステラ』で第一回日本翻訳大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

97
こんなにも面白く、読み終えるのが惜しいと思える本は久しぶりだ!鯨の如き、生命力と何クソ根性を持つパワフルな女三代とピョンデの興亡を巡る叙事詩。同時に「巨大な摩羅があっても(特に調子に乗っている)男は碌な死に方をしない」、「女が誰しも子供を愛するとは限らない」系復讐譚になっている。作者が「最も映画にしたかった本」というのも納得。正直、内容は悲惨な事が多い。しかし、比喩や会話だけでなく、刀傷の紹介が毎回、律儀に長いのと「~の法則である」と繰り返されるのが逆に可笑しみを加速している。同時に映像化の裏側にもクスリ2018/07/08

honyomuhito

69
なに、この人間の業を煮詰めたようなファンタジー。胃もたれしすぎて消化できない。分厚い本だがストーリーが昔の大映ドラマみたいで読み進めるのは苦ではない。むしろ続きが気になって途中で止めるのが気持ち悪くなる。しかし、ファンタジーならもう少し綺麗なものを読ませてほしい。ヒューマンドラマなら、せめてパンドラの箱の底にありそうなくらいは希望がほしい。大映ドラマ風ファンタジーは私にはヘビー過ぎた。よく考えたら大映ドラマ系のストーリー苦手だったわ。https://chirakattahondana.com/鯨/2019/10/29

ちゅんさん

52
なんだこれは…めちゃくちゃなエネルギーが縦横無尽に物語を動かす。しかし読後は不思議と静かで透明感のある雰囲気が漂う。ただ疲れただけかもしれない。とにかく強烈な小説だった。物語のもつ力を見せつけられた感じ、すごいよ。2020/09/05

南雲吾朗

52
今年のBest 5に入る!兎に角、凄い小説だ。凄い熱量を文書から感じ取れる。赤煉瓦の女王と呼ばれたチェニの物語。レヴューでは語りつくせないくらい、壮大な物語である。兎に角引き込まれて…。最近よく韓国の作家の作品を読むが、読む度に驚愕させられる。熱い熱量に圧倒させられる。本当にこの作品に出合えて感謝している。2018/08/13

みねたか@

44
男を惑わす蠱惑的な香りを身に纏い、大きいもの強いものに魅せられて憑かれたようにのし上がる女クムボク。その満たされぬ思い、渇望の正体は何なのか?そんな疑問に立ち止まる余地を与えないほど激しい奔流となって物語は奔る。やがて,彼女の娘で唖者であるチュニと象のジャンボの交感から顕われてくる魂の世界。これでもかと繰り出されるチュニの痛苦と悼み、その果てに訪れる静寂。そこには寂寥感ではなく不思議に暖かくやわらかな光が満ちているようだ。一級のエンターテイメントであり優れた文学作品。訳者の力業にも感服。2019/03/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12846106
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品