原発とジャングル

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  • サイズ B6判/ページ数 243p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794969989
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

書物を渉猟し日々考えぬいた、老書生にして思想家の珠玉のことば。「文明は持ち重りするものだが、担い通していかなければならぬ」原発に象徴されるのは現代の科学物質文明で、ジャングルに象徴されるのは物質文明に侵されていない民の生活。ジャングルの民は豊かではないが、共同体の信頼のもと朗らかに暮らしている。文明か未開か、進歩か後退か、という二元論ではなくて、便利さや科学の進歩を肯定しながら、真の仲間を作ることが可能か。
近代の意味を様々な角度から考えてきた著者が、エヴェレット『ピダハン』、カルロ・レーヴィ『キリストはエボリに止まりぬ』、ハンナ・アーレント『人間の条件』など、さまざまな書物をひもときながら、近代の普遍的な問題を問う。


ジャングルと原発
原初的正義と国家
労働と交わり
荒野に泉湧く
私には友がいた!
虚無と向きあう
人情と覚悟
滅びぬ寺の姿


山脈の記憶
私の夢地図
私は何になりたかったか
未来が過去を変える


多重空間を生きる
『現実宿り』評釈
『現車』はどこが凄いか
創見と探索の書
草莽の哀れ
問題の「はかなさ」を知る人
橋川文三さんの思い出

あとがき

渡辺京二[ワタナベキョウジ]
著・文・その他

内容説明

進歩か縮小かではなく、主体的、共感的な文明の途とは?様々な書物を渉猟し、日々考えぬいた、老書生にして思想家の珠玉のことば。本を大量に抱え迎えた熊本地震。「文明は持ち重りするものだが、担い通していかなければならぬ。」

目次

1(ジャングルと原発;原初的正義と国家;労働と交わり ほか)
2(山脈の記憶;私の夢地図;私は何になりたかったか ほか)
3(多重空間を生きる―坂口恭平『幻年時代』;『現実宿り』評釈;『現車』はどこが凄いか ほか)

著者等紹介

渡辺京二[ワタナベキョウジ]
1930年京都生まれ。大連一中、旧制第五高等学校文科を経て、法政大学社会学部卒業。評論家。河合文化教育研究所主任研究員。著書に『北一輝』(ちくま学芸文庫、毎日出版文化賞受賞)、『逝きし世の面影』(平凡社ライブラリー、和辻哲郎文化賞受賞)、『黒船前夜』(洋泉社、大佛次郎賞受賞)など多数がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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きいち

28
87歳?何だかやっぱり、すごいカッコイイ。◇事実を積み重ね、論理を貫徹したうえでなお、「必然のワナから自覚的に抜け出せるのでなくては、人間に生まれた甲斐がないと思う」。だから、技術、幸福、国家、職業…、社会や組織の一員としての在り方ではなく、何者でもない、ただの人間としての自己の在り方が優先される。そんな様が、何通りも変奏されて語られる。◇『逝きし世の面影』の思想史家であり、石牟礼道子の伴奏者であり、在野の学び手渡辺の、熊本震災後の様々な文章たち。過去も現在もとてもおもしろい、もっといろいろ読んでみたい。2018/07/02

Tsubasa Kato

0
「原発というエネルギー発生装置が出現したのは人類史の必然=自然過程だったとしても、放射性物質を他のエネルギー源に替えることはわれわれ人間の自由な選択に属する」(26) 2019/05/19

きらら虫

0
最初の「ジャングルと原発」「原始的正義と国家」「労働と交わり」、どれも頷きながら読んだ。「私の夢地図」も面白かった。 とさりげなく書くわけですが、実はこの本、私の座右の書になると思います。それほど深くて示唆に富んだ本です。2018/07/15

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