文字を作る仕事

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  • サイズ B6判/ページ数 235p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794969286
  • NDC分類 749.41
  • Cコード C0095

出版社内容情報

フォント制作会社・字游工房の代表で書体設計の第一人者が、理想の文字作り、未来につなぐ文字作りに込めた思想をつまびらかにする。本や新聞、PCやモバイルなどで毎日、目にする文字。当たり前のように存在しているが、じつは読みやすさや美しさを追求するデザイナーの手によって生み出されている。
フォント制作会社「字游工房」の代表にして、書体設計士の著者は、どのように文字作りの道を目指し、歩んできたのか? これまでに制作した文字。その文字に込めた思想。理想の文字。影響を受けた人たちとの交流……。
「水のような、空気のような」書体を目指して活動してきた37年間を振り返り、これからの文字作りにつなぐ思いをつづる。

はじめに

1 書体を作るということ
私は書体設計士
たかが文字、されど文字
なぜ、新しい書体を作るのか

2 書体作りのきっかけ
めざすはカーデザイナー
二人の先生
文字は水であり、米である
ずっと描くことが好きだった
モノ作りの思い出
読書から得たもの
書体作りに生きるふるさとの原風景

3 人がいて、文字がある
理想の本文書体とは──橋本和夫さんのこと
おまえとは一緒にやらない──鈴木勉さんのこと
游明朝体R──京極夏彦さんのこと
藤沢周平を組む──萬玉邦夫さんのこと
読みやすく、美しくなければいけない──石川九楊さんのこと
鳥海さんが作る書体はきらい──祖父江慎さんのこと
「くだらない」話──平野甲賀さんのこと

4 文字を伝える
書体の作り方を繋ぐ
理想の文字

付録 看板探訪
人形町 よし梅
京都 二軒のおでん屋
上野 蕎麦屋の陰と陽
山形 ふるさとの味

あとがき

鳥海修[トリノウミオサム]
1955年山形県生まれ。多摩美術大学卒業。書体設計士。79年株式会社写研入社。89年に有限会社字游工房を鈴木勉、片田啓一の3名で設立。現在、同社代表取締役。大日本スクリーン製造株式会社のヒラギノシリーズ、こぶりなゴシックなどを委託制作。一方で自社ブランドとして游書体ライブラリーの游明朝体、游ゴシック体など、ベーシック書体を中心に100書体以上の書体開発に携わる。2002年に第一回佐藤敬之輔顕彰、ヒラギノシリーズで05年にグッドデザイン賞、08年に東京TDCタイプデザイン賞を受賞。京都精華大学特任教授。

内容説明

本や新聞、PCやモバイルなどで毎日、目にする文字。当たり前のように存在しているが、じつは読みやすさや美しさを追求するデザイナーの手によって生み出されている。フォント制作会社「字游工房」の代表にして、書体設計士の著者は、どのように文字作りの道を目指し、歩んできたのか?これまでに制作した文字。その文字に込めた思想。理想の文字。影響を受けた人たちとの交流…。「水のような、空気のような」書体を目指して活動してきた37年間を振り返り、これからの文字作りにつなぐ思いをつづる。

目次

1 書体を作るということ(私は書体設計士;たかが文字、されど文字 ほか)
2 書体作りのきっかけ(めざすはカーデザイナー;二人の先生 ほか)
3 人がいて、文字がある(理想の本文書体とは―橋本和夫さんのこと;おまえとは一緒にやらない―鈴木勉さんのこと ほか)
4 文字を伝える(書体の作り方を繋ぐ;理想の文字)

著者等紹介

鳥海修[トリノウミオサム]
1955年山形県生まれ。多摩美術大学卒業。書体設計士。79年株式会社写研入社。89年に有限会社字游工房を鈴木勉、片田啓一の3名で設立。現在、同社代表取締役。大日本スクリーン製造株式会社のヒラギノシリーズ、こぶりなゴシックなどを委託制作。一方で自社ブランドとして游書体ライブラリーの游明朝体、游ゴシック体など、ベーシック書体を中心に100書体以上の書体開発に携わる。2002年に第一回佐藤敬之輔顕彰、ヒラギノシリーズで05年にグッドデザイン賞、08年に東京TDCタイプデザイン賞を受賞。京都精華大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

72
日常、本を読んでいて書体を意識しながら読むことはなかった。この本は書体を作る側を取り上げた本だ。書体を作ると言っても日本語の場合、かな、漢字、カタカナや記号をいれると二万字くらいを手掛けるそうだ。とても根気がいる仕事だと知った。また出版社や新聞社で書体も変わってくることも。著者は本文をいかに読みやすくなめらかな読み心地を得るために「水のような空気のような」本文書体を作ることを心がけている。これからは書体をすこし意識した読書も心がけたいと思った。2016/09/17

あじ

54
新潮、角川、岩波、文春…それら文庫の書体は、独自の明朝体を持っており【水のような、空気のような】人格で、紙の上に整然と立っている。ハネ、止め、一画の太さ、バランスを微細調整し、媒体に合わせて読みやすさを追求する。それが“文字を作る”仕事。『心、天、為』の作業過程を読んで、より具体的な認識を掴んだ。内容としては自伝的要素が含まれていて、文字作りをする上で影響を受けてきた話が多い。京極夏彦さんや祖父江慎さんとの、文字セッションが面白かった。2017/02/15

千穂

15
明朝体、ゴシック体に製作者によりさらにたくさんの種類があるとは知らなかった。本を読む上でどんな活字が使われているのか意識することもあまりなかったが、それは水のような空気のような存在だったからなんだと感心した。2016/12/22

邪馬台国

9
水のような、空気のような文字をつくる。実直な文章にその理念が反映されているのを感じながら読み進めました。祖父江さんのエピソードだけは、感情を抑えきれていなく文章にあらぬ熱がこもっているところが、お二方の好対照ぶりを表しているようで印象的でした。2017/04/25

今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン

9
これを読んで、自分のブログのフォントを速攻変更しました。頭の中の思考を人に提示するために使うのが言葉であるなら、その伝達方法は口から発せられる音か、目にするテキスト。そしてそのテキストを担っているのがフォントであるという当たり前のことに気づかされました。デジタルの世界のものと思いきや、産み出されるプロセスはアナログなもの。お習字、やってなかったことを大後悔です。しかし印刷というのは、本当に大発明であったのだなー。2016/08/29

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