出版社内容情報
母と死別、戦争に翻弄された幼児期。廃墟と化した焼跡、炭化した白い塊(人骨)を拾い、地面に絵を描いた。それが初めてものを書いた日の記憶である。記憶を風化させてはならない。ヒロシマ、ナガサキの記憶の忌避が悲惨な原発事故を生起させた。死者は死んではいない! 戦後70年、108人の死者への追憶が、時代の記憶を烈しく炙り出し、現在の生を鋭くさせる。
「東京/中日新聞」好評連載(2012年1月~2014年1月)「追憶の風景」ついに刊行。
記憶よ、再稼働せよ 西井一夫
立松和平の墓 立松和平
内容説明
母と死別、戦争に翻弄された幼児期。廃墟と化した焼跡、炭化した白い塊(人骨)を拾い、地面に絵を描いた。それが初めてものを書いた日の記憶である。記憶を風化させてはならない。ヒロシマ、ナガサキの記憶の忌避が悲惨な原発事故を生起させた。死者は死んではいない!戦後70年、108人の死者への追憶が、時代の記憶を烈しく炙り出し、現在の生を鋭くさせる。
目次
記憶よ、再稼働せよ―西井一夫
立松和平の墓―立松和平
血と雨の歌―岸上大作
薔薇色の骨―中井英夫
星、応答せよ―佐山二三夫
デス・マスク―諏訪優
豊饒の時―武田百合子
幸福の可能性―小笠原賢二
叛逆の書家―木村三山
魂のブルース奏者―松井辰一郎〔ほか〕
著者等紹介
福島泰樹[フクシマヤスキ]
1943年東京下谷に生まれる。早稲田大学文学部卒。69年、歌集『バリケード・一九六六年二月』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kokada_jnet
マリリン
チェアー
もぐちゃん
-
- 和書
- アジア経済に未来はあるか