ローカル線で地域を元気にする方法―いすみ鉄道公募社長の昭和流ビジネス論

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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794969071
  • NDC分類 686.213
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ローカル線には商いの素がたくさん埋もれていました。赤字続きだったローカル線を存続させた、常識を打ち破るビジネス戦略のすべて

廃止寸前の赤字ローカル線に公募でやってきた社長は、筋金入りの鉄道ファンにして、元外資系航空会社の運行部長。陸も空も知り尽くした「よそ者社長」の斬新なアイデアで、お荷物だった赤字路線は活気を取り戻し、またたく間に地域の観光シンボルに。はたしてその秘密とは?
「乗らなくてもよいです」「来ていただいても何もありません」など意表をつくキャッチフレーズと、鉄道ファンの心をくすぐる抜群の企画力で、いま全国から注目を浴びる著者の、体験的地域ビジネス論。
ローカル線には「商い」の素がたくさん埋もれている! 地域とひとを元気にするヒントがここに!

第1章 いすみ鉄道は「乗らなくてもよい」鉄道です
第2章 ローカル線で地域を元気にする方法
第3章 いすみ鉄道式昭和流ビジネス論
第4章 空と陸ではこうもちがう
第5章 ムーミン谷から世間を見れば

【著者紹介】
1960年、東京都生まれ。子供の頃からの鉄道ファン。学習塾職員などを経て、27歳のときに大韓航空入社。30歳のときに英国航空(ブリティッシュ・エアウェイズ)に転職。英国航空に勤務しながら、副業として鉄道前面展望ビデオの販売を開始、「パシナ倶楽部」と冠されたビデオ、DVDはシリーズ総計で500本を超える。2009年、いすみ鉄道の社長公募に応募して採用される。社長として、ムーミン列車の運行、物販の拡充、訓練費用自己負担運転士募集などの営業努力で収支を改善し、いすみ鉄道の存続に筋道をつけた。著書に『いすみ鉄道公募社長』(講談社)がある。

内容説明

廃止寸前の赤字ローカル線に公募でやってきた社長は、筋金入りの鉄道ファンにして、元外資系航空会社の運行部長。陸も空も知り尽くした「よそ者社長」の斬新なアイデアで、お荷物だった赤字路線は活気を取り戻し、またたく間に地域の観光シンボルに。はたしてその秘密とは?「乗らなくてもよいです」「来ていただいても何もありません」など意表をつくキャッチフレーズと、鉄道ファンの心をくすぐる抜群の企画力で、いま全国から注目を浴びる著者の、体験的地域ビジネス論。地域とひとを元気にするヒントがここに!

目次

第1章 いすみ鉄道は「乗らなくてもよい」鉄道です(地域で需要を開拓するということ;いすみ鉄道の可能性 ほか)
第2章 ローカル線で地域を元気にする方法(よそ者の仁義;起きない町の起きない人々 ほか)
第3章 いすみ鉄道式昭和流ビジネス論(新年に考えるローカル線と地域の未来;マーケットの成熟度を考える ほか)
第4章 空と陸ではこうもちがう(鉄道と飛行機を比べてみて思うこと;いすみ鉄道の顧客戦略 ほか)
第5章 ムーミン谷から世間を見れば(イジメがなくならない理由;身近に大人のお手本がいない不幸 ほか)

著者等紹介

鳥塚亮[トリズカアキラ]
1960年、東京都生まれ。学習塾職員などを経て、27歳のときに大韓航空入社。30歳のときに英国航空(ブリティッシュ・エアウェイズ)に転職。英国航空に勤務しながら、副業として鉄道前面展望ビデオの販売を開始、「パシナ倶楽部」と冠されたビデオ、DVDはシリーズ総計で五〇〇本を超える。2009年、いすみ鉄道の社長公募に応募して採用される。社長として、ムーミン列車の運行、物販の拡充、訓練費用自己負担運転士募集などの営業努力で収支を改善し、いすみ鉄道の存続に筋道をつけた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

34
ファンビジネスとして、首都圏の3500万人の0.5%~1%がおいでいただければよいという(033頁)。集客は、来てほしい規模でいえば、受け入れる運用許容能力もあるので、最初から打ち出していただいた方が訪れる者もありがたいと思う。沿線の観光資源として、養老渓谷、温泉、大多喜城、城下町、行元寺などがあるという(040頁)。千葉県は千葉市ぐらいしか行ったことがない。信州人からすれば魚介類が魅力だと思う。ブランド化とは自らビジネスの対象となる顧客を絞り込むこと(060頁)。  2014/09/01

koji

21
著者の半生記と「いすみ鉄道再生史(いかに黒字にしたか)」を期待していたので、やや肩透かしでした。交通機関を軸にした文明論という感じです。しかも2011年から2012年のブログが元ネタで、インバウンドへの言及がなく残念です。ただ、所処あるローカル線の復興策は新鮮で、且つ「よそ者の視点と行政の協力」が再生の鍵という指摘は激しく同意です。訳あって近々「いすみ鉄道」に乗ります。これを機に、ローカル線巡りをして鉄道論を考えたいですね。子供時代の鉄オタの血が久々に騒ぎました。2017/08/05

フジマコ

17
僕は、自分で思ってるだけで他人に確認したわけじゃないから定かではないけど、健全な男子のつもりです。だから異性に目覚めてから今までずっと、大切に思う人がどうしたら喜んでくれるか、僕を好きになってくれるか、考えて行動してきました。それがはまる事は本当に100回に数回しかないかもしれませんが、大切に想う人が喜んでくれる事なら、寝る間を惜しんで、あーでもない、こーでもないって考えて、実行に移すわけです。いずみ鉄道の社長さんの改革は、いわばこういう事なんだなって思いました。俺らも真似せなあかんよね!2013/08/31

うまかぼー

16
「ここには何もないがあります」「いらないもの」こそブランド化しやすい。物質満足度ではなく心の満足度。ターゲットの間口は広くしない。これからいすみ鉄道沿線がどう活性化していくか興味深いです ムーミン列車はズルいよね。行きますとも!2014/01/23

Kei

12
乗らなくてもよいですよ。枕木オーナー。よそ者の仁義。公募社長募集の原則。エアオン。マニアックな世界の人たちというのは精神的な価値を理解できる人たちであって、物質的なことでは満足できない(物質的なことを卒業した)アンテナの鋭い人たちであるということです(129頁)。とくに有名な観光地でもなく、万人受けするような呼び物もないのがいすみ鉄道沿線です。だから、いすみ鉄道などのローカル線の旅にいらしていただく皆様方は、精神性の高い皆様だと思います(140頁)。2016/08/09

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