オキシトシン―私たちのからだがつくる安らぎの物質 (普及版)

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  • サイズ B6判/ページ数 222,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794968661
  • NDC分類 491.45
  • Cコード C0047

内容説明

愛と幸福のホルモン・オキシトシン。生理学者が解き明かすオキシトシンの秘密。

目次

第1部 “安らぎと結びつき”システム(オキシトシン;私たちを取り囲む環境;バランスが肝心)
第2部 脳と神経系におけるオキシトシンの役割(体の制御中枢;オキシトシンの働くしくみ)
第3部 オキシトシンの効果(オキシトシン注射の効果;オキシトシンの木;授乳―オキシトシンが主役)
第4部 結びつき(オキシトシンと触覚刺激;オキシトシンとほかの感覚刺激;オキシトシンと性行動;オキシトシンと人間関係)
第5部 安らぎと結びつきを探求するさまざまな方法(マッサージ;食べること―内側からのマッサージ;タバコ、アルコール、その他の薬物;医薬品による安らぎと結びつき;体を動かすこととじっとしていること;私たちの内なるエコロジー)

著者等紹介

モベリ,シャスティン・ウヴネース[モベリ,シャスティンウヴネース] [Moberg,Kerstin Uvn¨as]
医学博士。オキシトシンについての世界的権威のひとりで、ストックホルムのカロリンスカ研究所とウプサラのスウェーデン農科大学で研究をおこなっている。現在は同大学の生理学教授。四〇〇以上の研究論文があり、その研究業績は産科学、心理学、畜産学、理学療法、小児科学、小児発達学など幅広い分野に影響を与えている

瀬尾智子[セオトモコ]
1981年京都府立医科大学卒業。産婦人科勤務の小児科医として、産後のお母さんと赤ちゃんに関わってきた。母乳育児支援の専門家である国際認定ラクテーション・コンサルタントでもある

谷垣暁美[タニガキアケミ]
1988年から英米の小説やノンフィクションの翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

makio37

5
母親にさすってもらえば痛みは癒えるし、子供を抱っこするだけでストレスは消え心が落ち着く。人との「軽いタッチ」のメリットは経験的に感じてきたが、これがオキシトシンという脳内物質の働きらしいということは最近になって知った。まだまだ研究の余地はありそうだが、「成長の促進」を幹とするオキシトシンの数々の効果が、脳神経系の基礎知識や動物実験の結果などとともに紹介されている。日常生活で分泌を促す方法もいくつか紹介されているけれど、まずは妻にマッサージでもしてあげようか。2015/04/15

takakomama

2
オキシトシンは「安らぎと結びつき」システムの主要な役割を果たし、多彩な効果があるそうです。タッチやマッサージ、エクソサイズ、瞑想などオキシトシンを放出させる活動や気晴らしは、いろいろあるそうです。作用の根幹は成長。手を繋いだり、肩にもたれたりして、ぬくもりを感じると穏やかな気持ちになります。「手当」という言葉が思い浮かびました。2019/01/20

きをふし

1
冒頭の、いまの世の中は目的達成を求められるから交感神経側の研究は多いけど副交感神経側の研究は1割しかないという批評がおもしろい。ラットの話と人間の話が入り交じってて、特にオキシトシンで(ラットの)「学習」が促進されたという話は、「学習」なのかなと。文章が自然で訳書っぽくない。一番おもしろかったのは交感神経系の性器への作用が「射精」で、副交感神経系が「勃起 充血」だったところ。2017/12/03

垣内美希

0
何故子ども虐待するのか四の五の言わずにオキシトシンを定期的に注射し続ければ虐待とかなくなるのでは?後半は憶測で書かれているのか?2015/07/27

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