犀の教室 Liberal Arts Lab<br> 日本語とジャーナリズム

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日本語とジャーナリズム

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  • サイズ B6判/ページ数 291p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794968272
  • NDC分類 070.21
  • Cコード C0036

出版社内容情報

学生時代から思考の元のところで、ずっと気になっていた日本語の構造とジャーナリズムの問題。日本語はジャーナリズムに適した言葉なのか? 日本語の構造については、森有正、丸山真男、本多勝一、大宅壮一、清水幾太郎、佐野真一、片岡義男など、多くの論者が挑んできた。
明治期の新聞がどのように口語体になったか。言語学者、文法学者は日本語をどのように考えてきたのか。戦後、大本営発表のような報道を繰り返さないために、新聞はどのような文体を選んだか。何を伝えるかではなく、どのように伝えるか、日本語から考えるジャーナリズム論にして、日本文化論。

主語が曖昧。人間関係に縛られる。日本語によるジャーナリズムは可能か?日本語から考えるジャーナリズム論にして、日本文化論。

武田徹[タケダトオル]
1958年生まれ。ジャーナリスト・評論家。東京大学先端科学技術研究センター特任教授、恵泉女学園大学教授などを歴任。国際基督教大学大学院修了。メディアと社会の相関領域をテーマに執筆を続け、メディア、ジャーナリズム教育に携わってきた。2000年『流行人類学クロニクル』(日経BP社)でサントリー学芸賞受賞。
著書に『偽満州国論』『「隔離」という病』(中公文庫)、『殺して忘れる社会』(河出書房新社)、『戦争報道』 (ちくま新書)、『原発報道とメディア』(講談社現代新書)、『原発論議はなぜ不毛なのか』『私たちはこうして「原発大国」を選んだ―増補版「核」論』(中公新書ラクレ)、『暴力的風景論』(新潮社)、『NHK問題??二〇一四年・増補改訂版』(KindleDirectPublishing版)等多数がある。

内容説明

学生時代から思考の元のところで、ずっと気になっていた日本語の構造とジャーナリズムの問題。日本語はジャーナリズムに適した言葉なのか?日本語の構造については、森有正、丸山真男、本多勝一、大宅壮一、清水幾太郎、佐野眞一、片岡義男など、多くの論者が挑んできた。明治期の新聞がどのように口語体になったか。言語学者、文法学者は日本語をどのように考えてきたのか。戦後、大本営発表のような報道を繰り返さないために、新聞はどのような文体を選んだか。何を伝えるかではなく、どのように伝えるか、日本語から考えるジャーナリズム論にして、日本文化論。

目次

1 日本語は批評やジャーナリズムの道具となりえるか
2 命題がたてられない―森有正の日本語論
3 論理的なのか、非文法的なのか―本多勝一の日本語論
4 「である」ことと「する」こと―佐野眞一、丸山真男、荻生徂徠
5 国語とジャーナリズム
6 無署名性言語システムの呪縛―玉木明のジャーナリズム言語論
7 中立公正の理念とジャーナリズムの産業化―大宅壮一と清水幾太郎
8 「うち」の外へ、日本語の外へ―片岡義男の日本語論

著者等紹介

武田徹[タケダトオル]
1958年生まれ。ジャーナリスト・評論家。東京大学先端科学技術研究センター特任教授、恵泉女学園大学教授などを歴任。国際基督教大学大学院修了。メディアと社会の相関領域をテーマに執筆を続け、メディア、ジャーナリズム教育に携わってきた。2000年『流行人類学クロニクル』(日経BP社)でサントリー学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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タイコウチ

7
一見地味なタイトルだが、日本のジャーナリズムの困難について、その根源にある「日本語」の詩学、言語哲学、意味論、ジャーナリズム論などから先達の知見を丁寧に読み解き問い直す刺激的な力作。一方で著者の学生時代からの自叙伝的記述も含まれ、研究・実践における関心が現在まで一貫していることがよくわかる。個人的にはこれまで積極的に関心を持つことのなかった森有正、清水幾太郎、玉木明らの考えが、なじみのある本多勝一、片岡義男、鶴見俊輔らに螺旋的に結ばれていくところが面白かったが、あまりの幅広さに正直消化しきれないところも。2016/12/31

Nobu A

3
タイトルに惹かれ、ページを捲り、筆者情報を一瞥すると、職場の卒業生だったので手に取った図書館本を読了。「海には三つの面がある」という冒頭から興味津々。母語、日本語を通して読むことによる屈折。ジャーナリズムに適した言葉なのか構造的に分析。「体験」と「経験」の違い等の前半までは面白かったが、先達、森有正、丸山真男、本多勝一、大宅壮一、清水幾太郎、佐野眞一、片岡義男らの思想論に触れだしたあたりから正直、容量超過。殆ど斜め読み。随所で母校愛が見られたのは興味深かった。確かに、素晴らしい大学だと思う。2017/02/04

takao

2
ふむ2020/09/05

見もの・読みもの日記

1
読みたくなる本の紹介多数。小説家の片岡義男が日本語論を書いているのは知らなかった。いちばん印象的で、読んでみたいと思った。玉木明のジャーナリズム論も。参考文献リストがほしい。2016/12/25

西村章

1
これからジャーナリズムを目指しながらも、新聞や雑誌、テレビ、ネットメディアの紋切型で無味乾燥な日本語のジャーナリズムナラティブに違和感を抱いている人たちにこそ、一読をお勧めしたい。また、上記の紋切型記事を量産しながら、それのもたらす弊害にまるで無自覚な人々も必読、だと思うけど、そういう人たちに限って本書が届かないのが、この手の書籍の永遠の課題なのだろうなあ。日本語文法で成文化された日本語記事のコンテクストと取材対象の距離感に座りの悪さを覚えている取材実践者にも、読めば参考になる記述がたくさんあると思う。2016/11/30

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