出版社内容情報
橋下維新「大阪都構想」住民投票の裏で行われていたおそるべき言論弾圧!日本が直面する民主主義の危機に警鐘を鳴らす論考集
「大阪都構想」住民投票の裏で行われていたおそるべき言論弾圧の実態! デモクラシーは、いとも容易く独裁政治(ブラック・デモクラシー)へと転落する可能性をはらんでいる。平成27年5月に行われた橋下維新による「大阪都構想」住民投票を事例に、民主主義ブラック化のおそるべきプロセスを徹底検証。日本が直面する民主主義の危機に警鐘を鳴らし、民主主義の根幹について学び直す礎とする「民主政治の取扱説明書」。
はじめに 藤井聡
ブラック・デモクラシーの構造──橋下維新のテロルを読み解く 藤井聡
潜入ルポ これぞ戦後最大の詐欺である 適菜収
どうすれば民主政治から自由を守れるのか 中野剛志
民主主義を建て直すということ 湯浅誠×中野剛志
ブラック・デモクラシーと一筋の光明 薬師院仁志
おわりに 中野剛志
【著者紹介】
1968年、奈良県生まれ。京都大学大学院工学研究科教授(都市社会工学専攻)。京都大学土木工学科卒、同大学院土木工学専攻修了後、同大学助教授、東京工業大学助教授、教授、イエテボリ大学心理学科客員研究員等を経て、09年より現職。また、11年より京都大学レジリエンス研究ユニット長、ならびに第二次安倍内閣・内閣官房参与(防災減災ニューディール担当)。文部科学大臣表彰、日本学術振興会賞等、受賞多数。専門は、公共政策に関わる実践的人文社会科学全般。著書に『大衆社会の処方箋 実学としての社会哲学』(北樹出版)、『社会的ジレンマの処方箋 都市・交通・環境問題のための心理学』(ナカニシヤ出版)、『大阪都構想が日本を破壊する』(文春新書)、『〈凡庸〉という悪魔』(晶文社)、『超インフラ論』(PHP新書)、適菜収との共著に『デモクラシーの毒』(新潮社)など。
内容説明
デモクラシーは、いとも容易く独裁政治(ブラック・デモクラシー)へと転落する可能性をはらんでいる。平成27年5月に行われた橋下維新による「大阪都構想」住民投票を事例に、民主主義ブラック化の恐るべきプロセスを徹底検証。日本が直面する民主主義の危機に警鐘を鳴らし、民主主義の根幹について学び直す「民主政治の取扱説明書」。
目次
ブラック・デモクラシーの構造(国家を破滅させるデモクラシーへの「過剰信頼」;いじめを産み出すデモクラシー ほか)
潜入ルポこれぞ戦後最大の詐欺である(大阪でなにが発生していたのか?;いざ大阪 ほか)
どうすれば民主政治から自由を守れるのか(民主政治が生む独裁;自由民主政治とは何か ほか)
民主主義を建て直すということ(一見真逆の立場から;消費者感覚の民主主義から脱するために ほか)
ブラック・デモクラシーと一筋の光明(大阪二〇一〇年代;民主主義とは何か ほか)
著者等紹介
藤井聡[フジイサトシ]
1968年、奈良県生まれ。京都大学大学院工学研究科教授。11年より京都大学レジリエンス研究ユニット長、ならびに第二次安倍内閣・内閣官房参与(防災減災ニューディール担当)
適菜収[テキナオサム]
1975年、山梨県生まれ。作家。哲学者
中野剛志[ナカノタケシ]
1971年、神奈川県生まれ。評論家。専門は経済ナショナリズム
薬師院仁志[ヤクシインヒトシ]
1961年、大阪市生まれ。帝塚山学院大学教授。主な専攻分野は、社会学理論、現代社会論、民主主義研究
湯浅誠[ユアサマコト]
1969年、東京都生まれ。社会活動家。法政大学教授。95年からホームレスの支援活動を始め、貧困問題に関する活動と発言を続ける。2008年、「年越し派遣村」村長。09‐12年、民主党政権下で内閣府参与(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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