犀の教室 Liberal Arts Lab<br> 集団的自衛権はなぜ違憲なのか

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犀の教室 Liberal Arts Lab
集団的自衛権はなぜ違憲なのか

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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794968203
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0095

出版社内容情報

若き憲法学者がその専門知をもとに、安倍政権が進めようとしている安保法制、集団的自衛権行使に対して行う根源的な批判の書。

明らかに憲法違反であるにもかかわらず、強引な手法で安全保障法案が国会を通過しようとしている。政権が暴走し、合理的な議論が困難になっているいまこそ、憲法の原則論が重要となる。80年代生まれの若き憲法学者がその専門知をもとに、安倍政権が進めようとしている安保法制、集団的自衛権行使に対して行う根源的な批判の書。哲学者・國分功一郎氏との対話「哲学と憲法学で読み解く民主主義と立憲主義」も収録。暴走する政権に対しては、武器としての憲法学を。

■I 集団的自衛権はなぜ違憲なのか

なぜ憲法学は集団的自衛権違憲説で一致するのか?
三つの観点から考える「日本国憲法とは何か?」
私を解放してくれた「日本国憲法」

■II 憲法を燃やす者たちは、いずれ国をも燃やすだろう

安保法制懇の無責任な報告書は訴訟リスクの塊である
政府の憲法解釈を立憲主義の原則から検証する
集団的自衛権に関する7・1閣議決定とは何だったのか?
憲法を燃やす者たちは、いずれ国をも燃やすだろう
解散・総選挙は憲法のルールを遵守しているか?
文言の精緻な分析から見えてくる安全保障法制の問題点
「ムベンベ」から憲法へつなぐセンスオブワンダー読書案内

■III 哲学と憲法学で読み解く民主主義と立憲主義──國分功一郎×木村草太

哲学と憲法学で読み解く民主主義と立憲主義──哲学篇
哲学と憲法で読み解く民主主義と立憲主義──憲法学篇
哲学と憲法で読み解く民主主義と立憲主義──対話篇

■付録 衆院特別委員会中央公聴会 公述
軍事権を日本国政府に付与するか否かは、国民が憲法を通じて決める

【著者紹介】
1980年神奈川県生まれ。東京大学法学部卒業、同助手を経て、現在、首都大学東京法学系准教授。専攻は憲法学。著書に『平等なき平等条項論』(東京大学出版会)、『憲法の急所』(羽鳥書店)、『キヨミズ准教授の法学入門』(星海社新書)、『憲法の創造力』(NHK出版新書)、『未完の憲法』(奥平康弘との共著、潮出版社)、『憲法学再入門』(西村裕一との共著、有斐閣)、『テレビが伝えない憲法の話』(PHP新書)、『憲法の条件』(大澤真幸との共著、NHK出版新書)などがある。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Koning

35
人相で損してるよなーというカバーの印象はさておき、表題の説明は第I章で語られている。確かにその通り。で、雑多な媒体に掲載された物をまとめた体裁なので、残りは確かに重要なことを語ってはいるけれど、まぁ結論が欲しい人は最初のところでOK。でも全体として面白いので読んでおいて損はないですね。2015/10/29

そり

21
世間の空気に流される。付和雷同。そういうのは良くないとなんとなく知っている。でも関心をむけなければ、気づかず流されてしまっている。▼憲法のことだけでいえば、与党はちょっとややこしい。集団的自衛権は限定して行使できると示すが、それは個別的自衛権の範囲と被っていたり。なんのために憲法を変えたいかも明確じゃない。そして、選挙になって経済を前面におしてきた。あんまり誠実とは思えない。誠実さより実行力ということもあるかもしれない。それでも、それは本当にあるのか。きちんとした意見に耳を傾けてみたいと思う。2016/07/01

たまきら

19
与党が選んだ学者ですらも「違憲です」と言ってるのに法案が通り気づけば「ちょっと待って、なんか変じゃない?」と公の場で聞くだけで「左翼はお呼びじゃないんだよ!」と言われて「エエッ私って左翼なの?」と驚く世の中になってしまいました。質問もできないのかよ?嫌気がさしてヨーロッパで活動しているジャーナリストさんに「よっ大本営はお元気かね?」とお粗末なオリンピックや知事やらでいじられつつ、思うんです。この国には冷静なディベートができる場がないなって。面白かったけどネッシーの比喩は逆にわかりにくかったかなあ。2016/05/20

kaka

17
個別的自衛権の範囲を超えた集団的自衛権の行使は違憲。日本が集団的自衛権を行使できるという解釈は、解釈の限界の中にはない。憲法73条で内閣の権限は「行政」「外交」などに限られ、他国の主権を制圧する「軍事」は規定されていないので違憲。 「改憲が自己目的化する理由」の章が恐ろしかった。 私たちがきちんと憲法を理解して、監視を続けることが大事だと思った。個別自衛権と集団自衛権の違いがわからない人、結構いるんじゃないかな…2016/08/18

那由田 忠

16
憲法解釈としては、個別的自衛権と認められる範囲=国の存立が脅かされる状況において集団的自衛権があると述べるが、それ以外を認めているわけでもないのに(今回認めたのは限定的だから)違憲と言っている点がわかりにくい。安全保障として集団的自衛権について、「自国の防衛力強化と関係ない」と述べるほどの無理解なので、あとがきで共同防衛として言及するだけで全くわかっていないのが残念だ。憲法論としてわかりやすいとはいえる。2022/04/09

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