犀の教室 Liberal Arts Lab<br> 街場の憂国論

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犀の教室 Liberal Arts Lab
街場の憂国論

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  • サイズ B6判/ページ数 354p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794968111
  • NDC分類 304
  • Cコード C0095

出版社内容情報

このままでは日本はどうなる? 脱グローバリズム、贈与経済への回帰、連帯の作法から廃県置藩論まで、国を揺るがす危機への備え方。

「先生、いったい日本はどうなってしまうんでしょう?」
行き過ぎた市場原理主義、国民を過酷な競争に駆り立てるグローバル化の波、排外的なナショナリストたちの跋扈、改憲派の危険な動き……未曾有の国難に対し、わたしたちはどう処すべきなのか? こうした日本が直面する危機に、誰も言えなかった天下の暴論でお答えします。脱グローバリズム、贈与経済への回帰、連帯の作法から「廃県置藩」論まで、日本の未来を憂うウチダ先生が説く、国を揺るがす危機への備え方。

第1章 脱グローバル宣言、あるいは国民国家擁護のために
第2章 贈与経済への回帰
第3章 国を守るということ
第4章 国難の諸相
第5章 次世代にパスを送る
あとがき──「アンサング・ヒーロー」という生き方

【著者紹介】
1950年東京都生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院博士課程中退。武道家。神戸女学院大学文学部名誉教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論。多田塾甲南合気会師範。著書に『ためらいの倫理学』(角川文庫)、『寝ながら学べる構造主義』(文春新書)、『「おじさん」的思考』(晶文社)、『先生はえらい』(ちくまプリマー新書)、『街場の文体論』(ミシマ社)、『修業論』(光文社新書)、『内田樹による内田樹』(140B)など多数。『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第6回小林秀雄賞、『日本辺境論』(新潮新書)で新書大賞2010受賞。第3回伊丹十三賞受賞。

内容説明

行き過ぎた市場原理主義、国民を過酷な競争に駆り立てるグローバル化の波、排外的なナショナリストたちの跋扈、改憲派の危険な動き…未曾有の国難に対し、わたしたちはどう処すべきなのか?日本が直面する危機に、誰も言えなかった天下の暴論でお答えします。真に日本の未来を憂うウチダ先生が説く、国を揺るがす危機への備え方。

目次

第1章 脱グローバル宣言、あるいは国民国家擁護のために(壊れゆく国民国家;自民党改憲案に伏流するもの ほか)
第2章 贈与経済への回帰(市場からの撤収;経済成長の終わりと贈与経済の始まり ほか)
第3章 国を守るということ(領土問題は終わらない;沖縄の基地問題はどうして解決しないのか? ほか)
第4章 国難の諸相(日本のメディアの病;暴言と知性について ほか)
第5章 次世代にパスを送る(教育の奇跡;大学統廃合がもたらすもの ほか)

著者等紹介

内田樹[ウチダタツル]
1950年東京都生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院博士課程中退。武道家。神戸女学院大学文学部名誉教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論。多田塾甲南合気会師範。『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第6回小林秀雄賞、『日本辺境論』(新潮新書)で新書大賞2010受賞。第3回伊丹十三賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ito

46
著者が感じている憂国について、グローバル経済、政治、教育、格差社会等、様々な視点から熱い言葉で論じている。日本が直面している国難について、重要なキーワードを網羅し訴えかける。あとがきにあるように自分の功績を誇示しない「アンサング・ヒーロー」のような生き方は今の日本社会には合わないのだろう。皆が自慢しあうのがデフォルトにも思える。それでもリスク社会に生きる我々にとっては重要な視点である。日ごろ、私が感じている疑問や不満について、ソリューションを提供してもらえたような読後満足感があった。2014/04/23

万葉語り

37
近代資本主義には限界があって、未来世代の可能性を潰しかねない。誰にも知られないけれど、他人のために行動するアンサングヒーローには単体で現状を変える力はないけれど、誰もが倫理観を持てばこの国も少しは住みやすくなるのではないかというおとぎ話。内田先生の話がおとぎ話に聞こえるこの国の未来は本当にどうなるのだろうと思った。2022‐1112022/11/05

ねこさん

29
特に富裕層や、その恩恵を近しいところから受ける人の言説に「生きていることに感謝する」的な言葉を聞く機会がある。説明しがたい気持ち悪さ、欺瞞の臭いを感じていたがその構造理解ができたように思う。日常に満足できないのは、その心のあり方も含めて自己が招いたもの、つまりよく言われる「自己責任」と言う考え方と、「足ることを知るものは富む」という老子の考え方は似て非なるもの、小義を掲げ無欲を装うタルチェフ的言説でしかない。詐術が横行する社会で、暗澹たる気分に飲み込まれないように生きる手がかりが提示されている本だと思う。2018/04/30

marco

23
TPPやグローバル化について訳知り顔で中2の息子に話したら、興味深げに耳を傾けてくれた。すべて内田センセの受け売りである。さすがは内田センセ(笑)。多くの人が目先のことしか考えられなくなっている昨今、思考における射程の長さ、大事ですよね。2013/10/18

Kaz

20
頭が良いとは著者みたいな人のことを言うのだろう。周囲で起きていることや、これから起こるであろうとを、誰もが理解できるように伝える。この本にある主張には賛否両論あるが、印象に残ったのは、巻末に近い以下の下り。確かにそうだ。「自分のために戦う人間は弱く、守るもののために戦う人間は強い。"オレがここで死んでも困るのはオレだけだ"と思う人間と、"(彼ら)のためにも、オレはこんなところで死ぬわけにはゆかない"と思う人間では、ギリギリの局面での踏んばり方がまるで違う。それは社会的能力の開発においても変わらない。」2015/02/20

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