〈いのちのバトン〉シリーズ
わすれないよいつまでも―日系アメリカ人少女の物語

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 26cm
  • 商品コード 9784794968029
  • NDC分類 E
  • Cコード C8797

出版社内容情報

第二次大戦下、強制収容所へ送られることになった日系アメリカ人少女エミの物語。残酷な運命のなかで、生への希望を見出していく。

第二次大戦下、アメリカに住む多くの日本人や日系人が強制収容所へ送られました。日系人の少女エミも、住みなれた家や友だちと別れ、収容所に入れられることになります。出発の日、幼なじみのローリエが金色のブレスレットを届けにきます。ふたりの思い出のしるしとして……。しかし、エミはそのブレスレットを収容所でなくしてしまい――。残酷な運命のなかで、生きる勇気を見出していく少女の物語。

【著者紹介】
作家、児童文学作家。1921年、日系二世としてアメリカ合衆国カリフォルニア州に生まれる。第二次大戦下、家族とともにユタ州のトパーズ強制収容所に抑留された経験をもつ。戦後、教職を経て作家活動を開始。日系アメリカ人を題材にした多くの児童書のほか、自伝的なノンフィクションでも高い評価を受けている。1992年没。

内容説明

日本とアメリカが戦争をしていたころ、アメリカに住む多くの日本人や日系人が強制収容所へおくられました。日系人の少女エミも、住みなれた家や友だちとわかれ、収容所に入れられることになります。出発の日、親友のローリエが金色のブレスレットを届けにきました。ふたりの思い出のしるしとして…。しかし、エミは、その大切なブレスレットを収容所でなくしてしまいます―。残酷な運命のなかでも、生きる勇気を見出していく少女の物語。

著者等紹介

ウチダ,ヨシコ[ウチダ,ヨシコ]
作家、児童文学作家。1921年、日系二世としてアメリカ合衆国カリフォルニア州に生まれる。第二次大戦下、家族とともにユタ州のトパーズ強制収容所に抑留された経験をもつ。戦後、教職を経て作家活動を開始。日系アメリカ人を題材にした多くの児童書のほか、自伝的なノンフィクションでも高い評価を受けている。1992年没

ヤードリー,ジョアナ[ヤードリー,ジョアナ]
イラストレーター。イギリスのビショップス・ストートフォード出身。幼少期に渡米。ロードアイランド・デザイン学校を卒業し、現在はモンタナ州ミズーラを拠点に活動している。多くの絵本にイラストを提供。『わすれないよいつまでも―日系アメリカ人少女の物語』で1993年ニューヨーク・タイムズ「年間最優秀イラストレーテッド・ブックス」に選ばれた

浜崎絵梨[ハマザキエリ]
翻訳家、絵本作家。十代の大半を香港で過ごす。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。外資系金融機関での勤務を経て、シドニー大学美術学科で修士号取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Smileえっちゃん

45
日系二世としてアメリカ生まれた児童文学作家、ヨウコ・ウチダさん。<命のバトンシリーズ>1942年、日本とアメリカが戦争をしたころ、アメリカに住む日本人、日系人が強制収容所に送られた。日本人の少女エミちゃんも・・・父親はモンタナ州の収容所に、エミちゃんたちはタンフォラン収容所に送られることに…お友達のローリエちゃんともお別れすることに。残酷な運命の中、強く生きようとする姿が描かれています。ヨウコさんも強制収容所に送られた経験があるのですね。第二次世界大戦下そんな事があったこと、初めて知りました。2023/02/16

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

14
戦争によって、日系だからと収容所に送られる女の子と母親。父親は別の収容所にもう連れていかれた。何もしていないのに、私たちもアメリカ人なのに。残酷な運命の中でも生きる勇気を持った家族の姿。強制収容所に送られた日系アメリカ人は12万人、そのうちの3分の2はアメリカ市民だったそうです。この絵本でもう少し詳しく知りたいと思いました。2021/04/22

ヒラP@ehon.gohon

9
戦争で日米が対立国となったとき、日系アメリカ人は国籍よりも日系であることにより迫害されました。 あまり表ざたにはならないけれど、希望をもって日本からアメリカに移住し、人種差別を乗り越えてやっと安住の地として認められた時の悲しい出来事でした。 父親たちはアメリカ人であるという証に、親戚が残る日本相手にアメリカ兵として戦うという踏絵をつきつけられた事実もありました。 この絵本は、子どもの立場から日系アメリカ人の強制収容生活を描いています。 当事者にしかわからない悲しみが、薄皮をはぐように伝わってきました。2013/10/18

ケニオミ

7
アメリカでの日系人の収容所への送致は全く理不尽な措置です。そのことがよく伝わってくる絵本だと思います。ブレスレットをエミに渡すため家まで来てくれた親友のローリエ、集合場所までエミと母親を送るため車を出してくれたアメリカ人など、最後まで見届けてくれる一般人の存在に救われたような気分になりました。エミたちが食料品を買っていた日本人経営の店が閉じ、その店先のウインドーに「We are loyal Americans.」と張り紙が残されているの見て悲しくなりました。戦争の前には一人ひとりの良心なんて・・・。2013/07/20

コニコ@共楽

4
原作の『Bracelet』を読みました。そうなんです、原作は英語で書かれています。友情は、国も人種も肌の色も越えることができるのに、戦争は人を分断させるものです。友情の印として贈られたプレスレットを失くしても、あなたのこと、あなたの友情は忘れないというメッセージがストンっと心に響きます。2016/04/30

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