出版社内容情報
いまなお根強い人気をもつ作家・澁澤龍彦と、初期の「アンアン」「ポパイ」ほかのアートディレクションを手がけ、近年再び脚光を浴びているデザイナー・堀内誠一。これまであまり知られていなかった両者の交友をパリ~鎌倉間の往復書簡から明らかにする。共に没後20年にあたる2007年、中京大学C・スクエアにて開催された「旅の仲間 澁澤龍彦と/堀内誠一」展の書籍化。編者・巖谷國士による詳細な注を付したビジュアル・ブック。
内容説明
パリと鎌倉を行き交った、親密で開放感あふれる書簡の数々。初公開を多数含む全書簡をカラーで収録。編者による詳細な注釈と解説、ふたりの関係年譜を付す。同時代を生きたふたりの天才。
著者等紹介
澁澤龍彦[シブサワタツヒコ]
1928年生。仏文学者・作家・批評家。サドからシュルレアリスムにいたる文学・美術・思想の紹介者として登場し、60年代文化を方向づける。その後も博物誌や紀行、回想や小説に独自の領域をひらき、全世代から支持を得た。87年に没してからも大きな影響力を保っている
堀内誠一[ホリウチセイイチ]
1932年生。グラフィックデザイナー・イラストレーター・絵本作家。早くから広告デザイン界で活躍し、絵本でも知られる。68年に澁澤龍彦から「血と薔薇」誌の編集美術をまかされる。「アンアン」「ポパイ」「ブルータス」のアート・ディレクションで一世を風靡。87年没
巖谷國士[イワヤクニオ]
1943年生。仏文学者・批評家・紀行作家。60年代にシュルレアリスムの研究者として出発。文学・美術から映画・漫画・絵本など広範囲にわたる批評の書き手として知られるほか、世界をめぐる旅行家でもあり、紀行文学に新領域をひらく(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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