英国鉄道物語 (新版)

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  • サイズ A5判/ページ数 308,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794966902
  • NDC分類 686.233
  • Cコード C0026

内容説明

世界最初の鉄道事故はなぜ起ったか?ロンドンにロンドン駅のないのはなぜか?各探偵ホームズの乗った特急列車は時速何マイルで走ったか?鉄道をめぐるさまざまな話題をたのしみながら、文豪ディケンズや、シャーロック・ホームズの生みの親コナン・ドイルを道案内に、世界で最初に鉄道の走った国、ヴィクトリア朝イギリスの鉄道と文学、鉄道と人々の暮らしとの深いかかわりを描きだす。毎日出版文化賞、日本シャーロック・ホームズ・クラブ長沼賞受賞の名著の新版。

目次

1 イギリスの鉄道の発達と文学(開通式の明暗;馬車と運河の時代 ほか)
2 ロンドンのターミナル(ターミナルとその名前;ユーストン ほか)
3 ロンドンの地下鉄をめぐって(地表線;チューブ線 ほか)
4 鉄道と推理小説(推理小説と科学的思考;客車の構造 ほか)

著者等紹介

小池滋[コイケシゲル]
1931年東京生まれ。東京都立大学教授、東京女子大学教授をつとめた。ディケンズ研究の第一人者にして無類の鉄道好き。『英国鉄道物語』で、毎日出版文化賞、日本シャーロック・ホームズ・クラブ長沼賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

belier

3
イギリス鉄道黎明期を面白いエピソードで軽妙に紹介してくれる。鉄道をめぐる社会の流れや人々の生活に文学も絡めていて、19世紀ビクトリア朝イギリスの生活が立体的に見えてくる感じ。ちょっと時間旅行をした気分になった。2015/10/31

みなみ

2
著者の鉄道に対する深い造詣と愛着が感じられる。分厚いがトピックが分かれており読み進めやすい。鉄道トリックに関する記述が目から鱗で、取り上げられた小説を読んでみたくなった。あとがきも興味深い。学術的すぎる文章とマニアックな愛情に傾きすぎた文章はどちらも、読み手のことを考えていないという。なるほど。2017/11/11

timeturner

2
ヴィクトリア朝イギリスの世相や人々の暮らしを鉄道という視点から描く。専門である文学がらみの話も多く、「鉄ちゃん」でなくても楽しい。それにしても著者の博覧強記ぶりには驚かされる。2013/03/26

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