内容説明
古本屋+カフェ+イベント・スペースの不思議な空間「フライング・ブックス」。東京・渋谷、国内外の本や雑誌が並ぶ店内ではコーヒーやワインが飲め、定期的に開かれる朗読会やライブは廊下まで人が溢れる。店の立ち上げから、詩集出版、音楽レーベル立ち上げ、アメリカ西海岸古書買付ツアー、イベント制作、ビート詩人との交流まで。大手ベンチャー企業から脱サラし、放浪等を経て古書の世界に身を投じた古本屋三代目のボーダーレスな日々を綴った書き下ろしドキュメンタリー。
目次
1 カフェ巡りと詩集『ふりつづく砂の夜に』
2 フライング・ブックスの作り方
3 フライ・ン・スピン・レコーズ始動、SUIKA発進!
4 フジ・ロック・フェステバルとマガジンハウス「ROOTS&NEXT」
5 ブック・トリップ・イン・アメリカ
6 写真帖『Rewind』と『ビート・カタログ』
著者等紹介
山路和広[ヤマジカズヒロ]
1975年東京都生まれ。日本大学法学部卒。古書店の三代目。2003年、東京・渋谷にカフェ&イベント・スペースを兼ね備えたFlying Books(フライング・ブックス)をオープン。音楽レーベルFLY N’ SPIN RECORDS、出版SPLASH WORDSを主宰。古書のコーディネート、イベント制作を軸に新刊書店、レコード店、インテリア・ショップ、アパレル、出版社等と既存の枠に捉われないコラボレートを続けている
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感想・レビュー
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ふろんた2.0
16
著者のルーツがCCCだからか、今まで読んだ古書店主の本とは異なり、古書の話、読書の話というよりも古書ビジネスと音楽との融合といった内容。文章も活動をログとして記録したような感じで、何をしてきたかはわかるものの読み物として伝わってくるものは少ない。古書店は個性が強いので、合う合わないの覚悟はしているのだが、ここは自分に合わないの部類に入りそうだ。でも、渋谷や青山あたりの古書店は専門色が強いので、ハマる人はハマるだろうな。2014/03/31
junne
1
渋谷の古書店「Flying Books」の本。日記を中心に、一章は店主の半生(生い立ちから開店まで)。就職経験がしっかり活かされているところが印象に残る。あとちょいちょい知ってる人が出てくるので驚いた2023/02/01
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