古民家再生ものがたり―これから百年暮らす

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  • サイズ B6判/ページ数 225p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794966513
  • NDC分類 521.86
  • Cコード C0052

内容説明

建築家、降幡広信は80年代より、古民家の再生にとり組んできた。その仕事は、実際に民家に暮らす人の、「どうしても遺したい」という思いに支えられてきた。何代にもわたって磨きこまれた愛情の跡。家族を守ってきた日常生活の数々のしかけ。人の話し声や体温すら漂う室内…。そんな過去のおおらかな空間を大事にしながら、つくっていく未来の「住まい」。古民家再生を牽引してきた建築家が語る、技と歴史と人々の記録。

目次

プロローグ―「古民家再生」にたどりつくまで
1 病んだ民家の医者になる―草間家と星野訓子さん
2 民家再生が町づくりに―小手川家と小手川映子さん
3 蔵造りの家は西洋の香り―得能家と得能信子さん
4 建築家・清家清さんの導き―岩本家と清家清・幸子夫妻
5 嫁ぐ娘の一途な思い―奥野家と奥野博子さん
6 お嫁さんの涙―中山家と中山俊子さん
7 十年後の民家―藤原家と藤原しのぶさん
8 「栗の家」ができるまで―小沢家と小沢辰巳さん
9 農家の主婦の行動力―山田家と山田やちさん
10 地域に開く―橋本さん・飯田さん・奥野さん・安波さん

著者等紹介

降幡広信[フリハタヒロノブ]
1929年長野県生まれ。建築家。青山学院専門学校建築科と関東学院大学建築学科卒業。卒業後、関東学院大学建築学教室助手をつとめ、1961年、長野県南安曇郡三郷村の家業・山共建設株式会社を継承。現在は同社会長。降幡建築設計事務所所長。民家の再生における方法論を確立するに至った多年の業績で、1990年に日本建築学会賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マッサー

11
古民家を残したいという思いに、著者が応えていく。古民家っていいですね。❗️❗️❗️❕❕2021/05/02

ひとまろ

0
古民家再生との出会いや人との縁を感じる一冊。 著者のひょんなことから古民家再生へと進む話や 古民家に対する想い、それに導かれる家主。 レアでコアだからこそ全国区を相手にフィールドワークが出来る。 面白い本だった。2013/01/20

Celeste

0
「古民家再生」という言葉は,今では全く違和感なく使われている。私もこんな家に住めたらいいなとひそかに思っている。しかし,その歴史は意外に浅く,実際は1980年代に著者が行ったのが最初だという。まだ30年ほど前の話なのだ。当時は「古いものはダメで新しいものが良い」という価値観が一般的な時代。その中でも古民家再生が次第に広まっていったのは,やはり人々の心をひきつけてやまないものがあるからだろう。伝統と現代の技術の融合で暮らしやすそうな家。ああ住んでみたくなる。再生=生まれ変わらせること,という言葉が印象的だ。2013/01/14

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