内容説明
何十回ものテークを撮る途方もない完璧主義者。脚本にもセットにも細部にとことんこだわるパラノイア。めったなことで人に会わない世捨て人。キューブリックには多くの伝説がついてまわる。落ちこぼれだった子ども時代。独立系からの映画づくり。カーク・ダグラス、マーロン・ブランドとの決裂、ピーター・セラーズ、ジャック・ニコルソンとの蜜月。『2001年宇宙の旅』や『時計じかけのオレンジ』など名シーン誕生の裏側、映画ビジネスでの成功のヒケツ。撮影現場で、あるいは家庭での素顔は?彼に関わったあらゆる人にインタビューし、多くの伝説の真実を明らかにする。映画史を塗りかえた天才の映画術と生涯を余すことなく伝える、キューブリック評伝の決定版。
目次
第1部 ブロンクス―1928‐1948
第2部 ニューヨーク―1948‐1956
第3部 ハリウッド―1956‐1960
第4部 イングランド―1960‐1964
第5部 隠れ家―1964‐1987
第6部 無限―1988‐
著者等紹介
ロブロット,ヴィンセント[ロブロット,ヴィンセント][LoBrutto,Vincent]
ニューヨークのスクール・オブ・ビジュアル・アーツで映画制作を教えている
浜野保樹[ハマノヤスキ]
1951年兵庫県生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。国際基督教大学大学院博士後期課程単位取得退学。現在、東京大学大学院教授。工学博士。専攻はメディア論
桜井英里子[サクライエリコ]
幼少の三年間、ロンドンに滞在。ICU高等学校を経て、一橋大学社会学部卒業。英語と映像の表現研究に取り組むかたわら、翻訳活動も行う
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感想・レビュー
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林 一歩
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