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映画監督スタンリー・キューブリック

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  • サイズ A5判/ページ数 448p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784794966315
  • NDC分類 778.253
  • Cコード C0074

内容説明

何十回ものテークを撮る途方もない完璧主義者。脚本にもセットにも細部にとことんこだわるパラノイア。めったなことで人に会わない世捨て人。キューブリックには多くの伝説がついてまわる。落ちこぼれだった子ども時代。独立系からの映画づくり。カーク・ダグラス、マーロン・ブランドとの決裂、ピーター・セラーズ、ジャック・ニコルソンとの蜜月。『2001年宇宙の旅』や『時計じかけのオレンジ』など名シーン誕生の裏側、映画ビジネスでの成功のヒケツ。撮影現場で、あるいは家庭での素顔は?彼に関わったあらゆる人にインタビューし、多くの伝説の真実を明らかにする。映画史を塗りかえた天才の映画術と生涯を余すことなく伝える、キューブリック評伝の決定版。

目次

第1部 ブロンクス―1928‐1948
第2部 ニューヨーク―1948‐1956
第3部 ハリウッド―1956‐1960
第4部 イングランド―1960‐1964
第5部 隠れ家―1964‐1987
第6部 無限―1988‐

著者等紹介

ロブロット,ヴィンセント[ロブロット,ヴィンセント][LoBrutto,Vincent]
ニューヨークのスクール・オブ・ビジュアル・アーツで映画制作を教えている

浜野保樹[ハマノヤスキ]
1951年兵庫県生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。国際基督教大学大学院博士後期課程単位取得退学。現在、東京大学大学院教授。工学博士。専攻はメディア論

桜井英里子[サクライエリコ]
幼少の三年間、ロンドンに滞在。ICU高等学校を経て、一橋大学社会学部卒業。英語と映像の表現研究に取り組むかたわら、翻訳活動も行う
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

林 一歩

18
極浅く、キューブリックについて理解したいと欲しているのであれば丁度なボリューム。2014/06/29

ソノダケン

3
『博士の異常な愛情』を見たので再読。キューブリックのメンタルヘルスは尋常でなく、すっかり核戦争の強迫観念にとりつかれていた。しかし映画製作にとりかかった途端、藝術家モードに切り替わり、作品は奇天烈なブラックコメディとなる。アメリカ空軍は勿論本作に協力しなかったが、ジェーンズなどの雑誌を調べると、知りたい情報は大抵載っていた。フェイルセーフ装置だけは、美術監督ケン・アダムが想像にもとづいて作ったが、それを見た空軍将校が真っ青になったらしい。2018/06/18

mizzan72

1
淡々とした、なんの色気もない翻訳文だが、創作におけるキューブリックのこだわり、というか彼の日常の生理がちゃんと伝わってくる内容だ。読みどころはやはり、実現しなかった「ナポレオン」を挟んだ「2001年〜」から「シャイニング」までの制作期間が綴られた数章。その中でも特に、次作のテーマを追い求めて色々な本を漁るところと、カメラやレンズにこだわるキューブリックが興味深い。2014/09/20

まもる

1
図書館にて2001年、オレンジ、ロリータなど主要な作品のとこは一応読んだ。全体の五分の二というとこか2012/01/31

Nobuhiro Kobayashi

0
通読するには時間がかかる本。キューブリックを知るにはキネ旬の増刊で充分かも。2013/04/21

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