内容説明
フリーライターの生活も20年を越えたが、雑誌・書籍の売り上げ低迷に伴い、ライターの仕事も減ってきた。なんとも先行き不安である。そこで、長年、親しんできた読書と本とのつきあいを生かして、インターネットによる古本屋を開業することにした。会社設立、古物商許可証の取得、ウエッブサイトの立ち上げ、つまりネット古書店開店のノウハウとさまざまなトラブル、ようやくお客がつきはじめ、軌道に乗りつつある最近の日々を日記形式で描いた書き下ろしノンフィクション。
目次
1 手探りの立ち上げ(二〇〇一年は成功祈願から;サイトの立ち上げと古物商の認可申請;合資会社の設立 ほか)
2 “らしく”なった店構え(二〇〇二年は商売繁盛を祈願;知ったかぶりは怪我の元;電話注文おことわり ほか)
3 何ごとも修業(二〇〇三年は初市で始まった;役立たずのパソコン修理屋;古書会館での即売会 ほか)
著者等紹介
野崎正幸[ノザキマサユキ]
1948年神奈川県に生まれる。高校を中退後、ピンカートン探偵社横浜支局幸ヶ谷出張所の給仕見習いを振り出しに、さまざまな職業を経てフリーライターとなる。主に、マガジンハウスの『ダカーポ』『鳩よ!』『ブルータス』などで活躍。現在はネット古書店「文雅新泉堂」の店主
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おらひらお
5
2004年初版。北尾トロさんの影響を受けてネット古書店を始めたライターさんの日記です。2001年から始めてありますが、当時、ネットの環境が悪かったことを指摘しています。これには同じころパソコンを導入した僕も同感です。あと、文章も読みやすいので、一気読みでした。現在のネット古書店の日記も読みたいところですね。2012/12/02
ピオ
2
突っ込みどころ満載2008/10/07
sh
1
ネット古書店を開いて、数年間の日記。販売サイト関連の記載は、さすがに古いが、それ以外は今でも参考になりそう。2019/01/05
ジョナ
1
いろいろと手続きが大変そうでした。飼い猫の話がちょいちょいあって和みました。2015/08/20
めぐ
1
日記はそれなりに面白かった。ライターとして書いた書評はとても面白かったし、読んでみようと思った。2011/12/27