サムライ―ジャン=ピエール・メルヴィルの映画人生

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 380,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794965936
  • NDC分類 778.235
  • Cコード C0074

内容説明

はじめてムービーカメラを手にしたのは6歳のときだ。少年時代、一日は朝9時に映画館ではじまり、午前3時にそこで終わった。戦争から帰って映画を撮る前から、ある人物と一体化したいという欲望からメルヴィルと名のった。そう、『白鯨』のハーマン・メルヴィルだ。―忘れがたい名作『海の沈黙』『いぬ』『サムライ』『影の軍隊』『仁義』など、生涯に遺した13本の作品と自らの人生について縦横に語った貴重な記録。

目次

「文明だ!文明だ!」
私の原罪
『海の沈黙』
『恐るべき子供たち』
『この手紙を読むときは』
『賭博師ボブ』
『マンハッタンの二人の男』
『モラン神父』
『いぬ』
『フェルショー家の長男』
『ギャング』
『サムライ』
『影の軍団』
『仁義』

著者等紹介

ノゲイラ,ルイ[ノゲイラ,ルイ][Nogueira,Rui]
1938年、ポルトガルのポルトに生まれる。少年期をモザンビークで過ごした後、61年から77年までパリ、以降はジュネーヴ在住。パリ時代に、「シネマ」「イマージュ・エ・ソン」「カイエ・デュ・シネマ」「エクラン」の各誌や日刊紙「ル・コティディアン・ド・パリ」などに映画評を寄稿、テレビの教養番組でエリック・ロメール、ジャン・ユスターシュ、ジャン・ドゥーシェらの助監督を務める。77年よりジュネーヴの映画振興センター(CAC=ヴォルテール)を運営するかたわら、85年より94年まで妻ニコレッタ・ザラッフィとともに映画雑誌「レクタングル」を責任編集、95年にはスイスに世界のクラシック映画の配給会社を設立

井上真希[イノウエマキ]
1960年、北海道生まれ。早稲田大学第一文学部人文専攻卒業。複合文化施設勤務を経て独立し、翻訳、著述、編集に携わる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tom5k

1
商業文化における映画の在り方においても、その文化価値が減退しないことはジャン=ピエール・メルヴィルの作家主義に証明されていると思います。文化・芸術自体が、その生まれ出た社会制度の賜物であることは、どのような文化遺産の背景にも存在しているからです。また、映画が映画監督だけの創作物ではないことも1950年代のイタリアの「ネオ・リアリズモ」、1960年代のフランスの「ヌーヴェル・ヴァーグ」、1970年代のアメリカの「ニュー・シネマ」等々の時代を経て、現代ではより鮮明になってきたと思います。2016/12/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/323464
  • ご注意事項

最近チェックした商品