テンジン―エベレスト登頂とシェルパ英雄伝

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  • サイズ B6判/ページ数 350p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794965707
  • NDC分類 292.58
  • Cコード C0025

内容説明

いまから50年前、1953年5月29日、チョモランマ(エベレスト)は英国隊によって初登頂された。このときエドモンド・ヒラリーとともに山頂に立ったシェルパがいる。その名をテンジン・ノルゲイという。「雪山のタイガー」と呼ばれた男の生涯をたどり、多くの登山家たちの夢と挫折が交錯するチョモランマ挑戦の歴史をシェルパの視点から描いた最高の山岳ノンフィクション。

目次

エベレスト山麓の住民たち
「ヒマラヤン・クラブ」と「タイガー・メダル」
黎明期の「雪山のタイガー」たち
テンジン・ノルゲイ―エベレストへの夢
エベレストの赤いスカーフ―一九五二年スイス隊の挑戦
一九五三年五月二十九日―エベレスト初登頂
その後のテンジン
タシ・テンジンの挑戦
テンジン一族の活躍
新しい覇者たち
山がすべてではない
シェルパ社会の変遷と未来

著者等紹介

テンジン,タシ[テンジン,タシ][Tenzing,Tashi]
1964年、ヒマラヤで生まれ、ダージリンで育ち、デリーで教育を受ける。ヒマラヤで登山ガイドをしていたとき、オーストラリア生まれのジュディと出会い結婚。現在、シドニーでヒマラヤ旅行会社を経営している。1997年、エベレスト登頂に成功した

テンジン,ジュディ[テンジン,ジュディ][Tenzing,Judy]
タシの夫人。ヒマラヤやインドにおける女性登山ガイドの草分けの一人である

丸田浩[マルタヒロシ]
1967年、東京大学薬学部卒業。米国政府の医学研究所(NIH)、エール大学などで癌研究一筋。現在、ルードビッヒ国際癌研究所(メルボルン支部)制癌剤開発部長

広川弓子[ヒロカワユミコ]
1984年、東京農工大学獣医学科卒業。現在、ルードビッヒ国際癌研究所勤務
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

★★★★★

2
著者はテンジン・ノルゲイの孫にあたる登山家。シェルパの側から見た、ヒマラヤ登山をめぐる伝記エッセイです。細かいところはつつき出すときりがないので、とりあえずおいておきます。身内贔屓的な記述は多いですが、話としては面白いところや参考になるところもありました。しかし訳がひどい。全体的に機械翻訳みたいな不自然な文体のうえ、シェルパ社会についての知識不足も目立ちます。せめて地名くらいはきちんと調べて統一させたほうがよろしいのではないかと。2010/12/19

ひゅうひゅう

0
ヒラリーと共に初めてエベレストに登頂したシェルパ。栄光を手に入れたと思えるのに、ずっと幸せなわけではなかった晩年なども書かれていてちょっと切ない。有名な登山家だけでなく、それ以上に活躍するシェルパの事をもっと多くの人に知ってほしいと思う。

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