内容説明
42歳にしてシングル。でも好んでシングルなのではない。「理想の男性」を見過ごしてきたのか、それとも自分に欠陥があるのか。人生、このままでいいんだろうか…。ニューヨークで人気サイトを主宰するステイシーは、ミドル・クライシスの真っ只中。仕事はトラブルつづき。恋人なし。ときどきロマンスあり。愛しい二匹の年老いた糖尿病の猫とヴィレッジのアパートに暮らす。ミドルって何歳から?まだ幸せですか?本当の愛って?死ぬ前にやっておきたいことは?上手に歳をとり、ステキな死を迎える知恵をサイトに集う仲間たちと探る、切実にしてユーモアあふれるNY流人生チャット。
目次
音楽
猫
ロマンス
死
ノスタルジー
世論調査
仕事
美しさ
ベアトリス・リヒター
家族
ファンタジー
友情
スザンヌ・ローゼン
やるべき仕事のリスト
著者等紹介
ホーン,ステイシー[ホーン,ステイシー][Horn,Stacy]
1990年、男性ビジネス主流の全米のオンライン界に全く新しいバーチャルサロン「エコー」を創設。本音を語り合うサイバーコミュニティとして人気をはくす。著書に『サイバーヴィル―クリック、カルチャー、そしてオンラインタウンの創造』がある。人生のパートナーとして猫をこよなく愛している。NY在住
青海恵子[セイカイケイコ]
1951年青森県弘前市生まれ。NHK学園高等学校卒業。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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びびとも@にゃんコミュVer2
6
図書館本。最初は面白かったけど、後半に行くにつれ「死」にとり憑かれていくので読んでいくのがしんどかった。 具体的にいうとご先祖のお墓を探したり、自分のアパートの幽霊の身元を捜したりなので、あまり興味が持てなかった。40代でなぜ、そんなに死について考えなくちゃならないのだろう。シングルだからなのだろうか。まぁ、これが「ミドル・クライシス」というものなんだろうなぁ。 個人的には、この人の率直な文章が好き。新しい猫を迎えた所に、ちょっと救いがあるのかな?と思う。 2013/05/29
くさてる
1
猫2匹と賃貸アパートで暮らす一人暮らしの女性の日々のつぶやきを書いたもの…と思いきや。確かにそうだけど、そうでない。確かに猫飼いで彼氏もいない42歳の女性が書いたものなんですが、彼女は40代のミドル・クライシス(いわゆる中年の危機)の真っ最中で、死を考えることにとりつかれているのです。そんなの彼女の生活の断片が短めの断章で綴られていく形式で、それぞれ「音楽」「猫」「死」などのパートに分かれて目次も作られているので、興味がある部分だけをまずは拾い読みするのも、面白いかもしれません。2009/04/20
にがうり
0
この本が出たばかりの頃、新聞の書評欄で知り、さっそく購入しました。出合うべくして出合った本です。