内容説明
全国で百万人といわれ、大きな社会問題となった「ひきこもり」。近年、さまざまな支援活動が紹介されるようになったが、いまだに「どこに相談すればよいかわからない」という声が多く聞かれる。行政の窓口で対応してくれるのか?民間の支援団体にはどんなものがある?専門家や医療機関に相談したいのだが?こうした種々の疑問に答える、ひきこもり本人や家族の立場にたった、ガイドブック決定版。全国各地で活動する約140の団体と個人を紹介、うち代表的な4団体については支援内容をルポ、支援を受けたひきこもり本人や家族にもインタヴューして、活動の実際を立体的につたえる。さらに、精神科医の石川憲彦氏、ノンフィクション作家の久田恵氏、ソーシャルワーカーの山下英三郎氏、作家の滝本竜彦氏の「ひきこもり支援プラン」も参考になる。
目次
1 ひきこもり問題Q&A
2 ひきこもりと取り組む人びと―支援団体活動ルポ
3 こうしてひきこもりから脱出した―体験者の証言
4 わたしのひきこもり支援プラン
5 国や行政が行なっているひきこもり支援
著者等紹介
森口秀志[モリグチヒデシ]
1960年東京生まれ。フリーライター、エディター。教育・音楽・若者文化・在日外国人などをテーマに取材・執筆・編集活動を続けている
奈浦なほ[ナウラナホ]
1960年東京生まれ。フリーライター。子ども、女性問題を中心に執筆。育児雑誌や教育雑誌などの取材記事の他、絵本やエッセイなどを手がける。現在、季刊誌『るーぷる』(子ども劇場全国センター)にエッセイを連載中
川口和正[カワグチカズマサ]
1964年愛知県生まれ。フリーライター、エディター。子ども・教育・近現代の社会史や生活史などをテーマに取材、執筆。人物インタヴューも数多く手がける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。