内容説明
最近の疫学調査によれば、約一〇〇〇万人もの男性が悩んでいるというED=勃起不全は、ペニスの病であると同時に「心の病」「関係性の病」でもある。とくに最近顕著になっている若年層におけるEDの多くは、性交時のトラウマ、ストレスなど心理的要因によるものと考えられる。男性問題の自助団体「メンズリブ東京」代表の著者が、EDに悩む男性たちの声に耳をかたむけ、専門医の意見もまじえながらEDの克服法をさぐる医療ルポルタージュ。悩める男性とそのパートナー必読の書。
目次
第1部 人それぞれのED事情(十六歳のトラウマ―田島さんの場合;プレッシャーはペニスを襲う―谷口さんの場合;快楽は修羅場の果てに―船本夫妻の場合;セックスは汚いっていうイメージがどこかにあって―岡崎さんの場合 ほか)
第2部 ED治療最前線(わが診察体験;診断法について;バイアグラについて;バイアグラ以外の薬剤について ほか)
著者等紹介
豊田正義[トヨダマサヨシ]
1966年東京生まれ。現代社会の心の病理を主要テーマに活動するノンフィクション・ライター。悩める男性のサポートグループ『メンズリブ東京』主宰
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小鈴
1
これも文庫本になったほうが良いのでは。EDのルポ本は貴重だし、もっと評価されても良いのでは、取材もしっかりしてるし。このテーマのルポは初めて読んだが奥深い世界です。著者は信用のおけるライターで、真面目にEDをルポしてるわけだが、真面目さゆえにたまにおかしみが漂ってて、それがまたよし。真面目に悩んでる方も物見遊山的でも読んでもらいたいですねぇ。但し、買うときはかなり恥ずかしいです(笑)。でも、この本のおかげで新宿ジュンク堂の家庭の医学の棚に「男性の悩み」コーナーがあることを知ったのだった2009/03/10
桐一葉
0
図書館。ひとえにED言うても、色んなバージョンがあるんやなー。当たり前か。結構つらいよねー、、、。パートナーも辛いけどね!けど、ほんまに一番に求めてるものがセックスとは限らへんからなー。それによって壁を作られてしまう方が辛い。ちゃんと二人の間で話し合いができる関係性でありたいね。美輪さんの本でもっと読みたい!と思うライターさんやった。他のんも読んでみよう!2015/10/16