強迫性障害からの脱出

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  • サイズ B6判/ページ数 351p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794964649
  • NDC分類 493.74
  • Cコード C0047

内容説明

自分でおかしいとわかっているのに、次々とわきおこる不安から、奇妙な行動をくり返してしまう強迫性障害。現在、多くの人々が病院にもいけず、一人苦しんでいる。このやっかいな病のもっとも効果的な治療が、行動療法だ。不安を抑えるために、具体的な行動目標をくり返し実行することで、自分をコントロールする方法を身につけていく。薬を使わないので、副作用はない。いつでも、どこでも、自分で治療を始められる。国際的に名高い治療家が、数多くの臨床経験を踏まえ、読みながら治療できるように、わかりやすく実践方法を紹介する。画期的な基本テキスト。

目次

第1章 強迫性障害とは
第2章 どんな治療法があるか
第3章 自分をチェックしてみよう
第4章 目標の定め方
第5章 行動療法の実施へ
第6章 コントロールの保ち方
第7章 OCDと近縁の障害
第8章 薬物療法について
第9章 あなたの疑問に答えよう
第10章 家族、友人、そして協力者のために

著者等紹介

ベアー,リー[Baer,Lee]
ハーバード大学精神科の心理学準教授。マサチューセッツ総合病院OCD科およびマクリーン病院OCD部門の研究主任。OCDとその近縁疾患の国際的に著名な治療者であり、OCDに関する100編以上の学術論文がある

五十嵐透子[イガラシトウコ]
1993年、ロヨラ・メリーマウント大学カウンセリング心理学大学院卒業。97年、カリフォルニア大学院心理学部博士課程修了(臨床心理・サイコセラピー、い精神看護学専攻)。現在、金沢大学医学部保健学科講師

中谷英夫[ナカタニヒデオ]
1970年、富山市生まれ。金沢大学医学部卒業(児童青年精神医学専攻)。精神科医
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんぴ

5
強迫性障害の兄がいるので、書いてある症例一つひとつに「あぁ、確かにやってた」と共感することができた。 このOCDという病気は不思議なもので、本当に数えきれないくらい色んな症状が出るけど、数ヶ月後にはケロッと気にならなくなるものも多い。 自分は幼かったのであまりわかっていなかったが、両親や主治医の先生が粘り強く努力を続けてくれたおかげだと思う。 この本に書いてある通り、『OCDを克服するには周囲の手助けが非常に大事である』ということを肝に銘じて、兄を生涯助けていきたい。 2014/10/27

ぬぐみ

3
OCDの治療について、評価スケールや、行動療法の具体的な手法、投薬治療についての知識について、まとまっている良書。分かりやすく、具体的で良い。実践に使うには、もう少し噛み砕いて理解した上で、実践的な学びとSVが必要になりそう。とてもためになる本でした。2017/06/17

あんこわねっと

2
例であげられた人たちに比べると自分の悩みは些細過ぎた。「一番恐れている破局を記述する」方法は役に立った。2018/10/10

ゆきよ

2
表紙の圧がすごすぎたのでブックカバーして隠しながら読んでた。いろいろな種類の強迫性障害があってケース紹介もストーリー仕立てで面白かった、私も調子悪いとこうなるだろうなぁとぼんやり思いつつ。エキスポージャーと反応妨害の方法が詳しくわかったので満足。あと抜毛症の治療についてもフェイズごとに詳しく解説してくれて満足。もし協力者に読ませるとしたは分厚すぎてウッてなると思う。2018/01/02

ライト

1
古くからある病気で、今では治せる病気らしい。投薬治療中だけど認知行動療法もやってみたい(・ω・)2018/04/16

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