内容説明
自分でおかしいとわかっているのに、次々とわきおこる不安から、奇妙な行動をくり返してしまう強迫性障害。現在、多くの人々が病院にもいけず、一人苦しんでいる。このやっかいな病のもっとも効果的な治療が、行動療法だ。不安を抑えるために、具体的な行動目標をくり返し実行することで、自分をコントロールする方法を身につけていく。薬を使わないので、副作用はない。いつでも、どこでも、自分で治療を始められる。国際的に名高い治療家が、数多くの臨床経験を踏まえ、読みながら治療できるように、わかりやすく実践方法を紹介する。画期的な基本テキスト。
目次
第1章 強迫性障害とは
第2章 どんな治療法があるか
第3章 自分をチェックしてみよう
第4章 目標の定め方
第5章 行動療法の実施へ
第6章 コントロールの保ち方
第7章 OCDと近縁の障害
第8章 薬物療法について
第9章 あなたの疑問に答えよう
第10章 家族、友人、そして協力者のために
著者等紹介
ベアー,リー[Baer,Lee]
ハーバード大学精神科の心理学準教授。マサチューセッツ総合病院OCD科およびマクリーン病院OCD部門の研究主任。OCDとその近縁疾患の国際的に著名な治療者であり、OCDに関する100編以上の学術論文がある
五十嵐透子[イガラシトウコ]
1993年、ロヨラ・メリーマウント大学カウンセリング心理学大学院卒業。97年、カリフォルニア大学院心理学部博士課程修了(臨床心理・サイコセラピー、い精神看護学専攻)。現在、金沢大学医学部保健学科講師
中谷英夫[ナカタニヒデオ]
1970年、富山市生まれ。金沢大学医学部卒業(児童青年精神医学専攻)。精神科医
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