内容説明
古いからよいのではない。値段が高いから価値があるわけではない。好きなモノ、心魅かれるモノだけ集めてきた。李朝のポジャギ、屏風絵、日本の浄法寺塗りなど、繊細な手仕事の数々。世界からは、メソポタミアの金工品、エジプトのネックレス、アフリカのベッド、イスパノ・モレスク、イギリスの銀スプーンなど、美術品から日用品までを紹介する。手にしたモノとの不思議な縁、モノを買い始めた頃の高揚感、モノがもつ奥深い来歴を語りながら、美の在処を探る。モノを語ることは自分をみつめること。モノとのたえまない格闘をつづる古民芸蒐集記。
目次
好きなモノだけ集めてきた(初心の頃の買い物;褓子器;李朝の屏風絵;えびす神;枕側 ほか)
世界の宝物(銀のスプーン;イギリスのつり棚;オーリヤ・マハ;イスパノ・モレスク;スペインのガラス瓶 ほか)