小さな島の大きな歴史―ジョージア州サペロ島

小さな島の大きな歴史―ジョージア州サペロ島

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794963789
  • NDC分類 253.38
  • Cコード C0022

内容説明

島からはじまるアメリカの自由への道。南部と北部、黒人と白人―。合衆国の根源にある問題を照らす、ピュリッツァー賞作家による新しいスタイルの歴史記述。

目次

物語の島に渡る
「豚のハンモック」の住人たち
祖先―伝説のイスラム教徒
アフリカの記憶、奴隷の日々
南北戦争の大行軍
故郷へ帰る
土地・学校―南部再建時代
教会と投票権
破られた約束
気まぐれな開発〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

J.T.

6
ジョージア州サペロ島。人口100人に満たない南部の島に住む人々のルーツを辿る物語。200年遡れる島民のルーツである、あるイスラム教徒の男から現代に続く家系図が無いので、関係性が少しわかりづらかったが、どちらかというと、島の共同体としての黒人に降りかかった試練の物語という感じでした。いままで黒人の日曜日の礼拝シーンななんども本で読んだり、映像で見たけれど、この本の教会の情景を読んで、黒人と教会の関係を少し理解しました。2021/02/02

AR読書記録

2
「ここは、アメリカ南部ジョージア州沖に浮かぶ美しい島サペロ島。200年にわたる全家族の家系図が判明している稀有な地だ。島民67人は黒人奴隷の子孫で、祖先はギニア生まれの一人のイスラム教徒にさかのぼる。祖先の残したアラビア語のノートが伝える遠いアフリカの記憶。南北戦争に巻き込まれた曾孫たちの苦難。学校や教会を建て、投票権を手にした奴隷解放後の熱い日々。それは島びとが自由を獲得するための長い歳月だった。」これで、手に取らずにはいられなかった。アメリカを、世界を知るための1冊。図書館除籍リサイクル本として入手。2017/12/17

てり

0
奴隷の子孫であるという住人たちが住むアメリカジョージア州サペロ島のお話。綿花プランテーションでの奴隷労働から南北戦争、再建時代....と振り返る元奴隷たちの足跡、とともに、著者の目線はサペロ島そのものに向けられている。著者の感傷みたいなものが詰まったエッセイとして読めました。2022/06/16

moti moti

0
南北戦争後、再建期の歴史がよく分かった。2021/08/01

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