内容説明
屋台。市場。大衆食堂。家庭の食卓。そしてホテルのレストラン。ベトナムに暮らして2年半、どこで何を食べてもおいしくて、元気が湧いてくるのはなぜだろう?好奇心と行動力は人一倍、ベトナムごはんの味と食材の探究が始まった。早朝5時から市場で豚の解体に立会い、知らずに食べた犬の丸焼きに絶句し、極上のヌック・マムを追い求め、食卓に山と積まれる新鮮なハーブに目をみはる―。現地の生活にとけこみ、その国と人をこよなく愛する著者が、繊細かつダイナミックなベトナム料理の魅力を語る書き下しエッセイ。ベトナム風お好み焼き「バイン・セオ」他、日本でも作れるレシピ付き。
目次
1章 ベトナムの市場にて
2章 おいしさの基本、ここにあり
3章 三六五日の食卓から
4章 医食同源、伝統の知恵
5章 珍味あれこれ
6章 屋台からレストランまで