怪物科学者の時代

怪物科学者の時代

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  • サイズ B6判/ページ数 279p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794963468
  • NDC分類 402.8
  • Cコード C0095

内容説明

明治の時代。近代科学が移植されたとき、古くからの文化と科学を融合させるべく格闘した人びとがいた。仏教的宇宙観にたって地動説をくつがえそうとした佐田介石。千里眼の研究のため大学をおわれた福来友吉。妖怪によって森羅万象を解き明かそうとした井上円了。食養学による世界の変革を夢みた桜沢如一。さらに橋田邦彦、寺田寅彦、南方熊楠、稲垣足穂…。一見、怪しくとも大真面目な研究は、迷信の時代の人々の切実な知的闘争であり、いまだ近代を超えられない私たちの課題でもある。正史からこぼれおちていた科学のフォークロアを丹念にほりおこす異色の科学者列伝。

目次

序 「龍のいる科学」のこと
佐田介石 文明開化の宇宙争奪戦
明石博高 電気神道の誕生
加藤弘之 進化の夢と悪夢
越沢渦満 色白美人に進化せよ
杉浦重剛 理学で明かす誠の道
井上円了 妖怪博士の科学的仏教
日下部四郎太 信仰物理の世界征服
福来友吉 千里眼は逆襲する
酒巻貞一郎 地球は何を食べているか〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Pio

1
「西洋近代」と出会った日本人が如何に悪戦苦闘したかの記録とでもいうのか、今だからこそ知るべきことなのかも知れない。「日本」を知るためにも。2016/05/17

小林ミノリ

0
ジャケ(巨木と半裸の南方熊楠)のインパクトが凄いんですけど、いたって真面目な本でございます。 明治時代より近代化に邁進する日本に咲いた異端の科学者の華。

ipusiron

0
1998/7/16読了

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