内容説明
ニューヨークに行けば昼も夜もショーを観るし、アヴィニョン演劇祭では稽古の合間に町へ繰り出して客寄せするし、マニラに飛んでフィリピンの若者たちと劇を作るし―斎藤晴彦の行くところ、いつも歌あり芝居あり。少年時代、疎開先で出会った旅回りの役者の思い出。自ら所属する黒テントの活動。ミュージカル『レ・ミゼラブル』の魅力。ナット・アダレイや三木鶏郎によせる敬意。舞台のたのしみを表から裏から自在に綴る、痛快無比、出たとこ勝負のエッセイ集。
目次
1 ニューヨーク劇場日記(ニューヨークでは昼も夜もショーを観る;ニューヨークでまたしても昼も夜もショーを観る;『植草甚一の芸術誌』を読んで)
2 気がつけば舞台の上(私の演劇的自伝;アヴィニョンの観客たち;悪夢の舞台 ほか)
3 好き勝手に聴かせて!(歴史的瞬間はジャズ喫茶で;ナット・アダレイをライヴで聴いた日;悲しみと至福のモダン・ジャズ ほか)
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- 和書
- 似合わない服