もう黙ってはいられない―第二次世界大戦の子どもたち

もう黙ってはいられない―第二次世界大戦の子どもたち

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  • サイズ A5判/ページ数 305,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784794962997
  • NDC分類 908.6
  • Cコード C0036

内容説明

戦争でもっとも犠牲を強いられるのは、いつも子どもたちだ。第二次世界大戦は子どもたちの暮らしをどう変えたのか。彼らは戦時をどう生きのび、その体験はどんな影響を残したのか。日本、アメリカ、中国、ドイツをはじめ、アジア、ヨーロッパ、オセアニアまで。当時子どもだった世界各地の人びとが、あの未曾有の大戦の記憶を掘り起こす。食糧の欠乏、爆撃の恐怖、高揚する愛国心、戦争ごっこ、戦時放送、デマゴーグ、疎開、強制収容所、肉親の死…。戦後50年を経て綴られる戦争の真実。大戦を記憶する最後の世代から次の世代へ―。かつてない国際的な規模で編まれた、貴重な証言集。

目次

1 五十年の歳月(民主主義の国に生まれて;二面性の時代 ほか)
2 世界のあちこちで(移民の町の人びと;ぼくの村と占領 ほか)
3 狭間に生きる(有刺鉄線の内と外;日本統治下の朝鮮で ほか)
4 生きのびた子供たち(サトウキビ畑の日々;収容所で生きのびる ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

31
第二次世界大戦下の世界中の子供達の記録。ひっきりなしの砲弾の夜が続き「もう二度と笑わないようにしよう」と誓うポーランドの少女。近所のユダヤ人家族が突然消えて「ゲシュタポに急襲された」と悟るノルウェーの少年。日本兵から逃れるために2500キロを歩く中国の少年。どの子どもも飢えている。どの子どもも怯えていて、潜水艦や戦闘機が現れるのではないかとビクビクしている。記憶は薄れたり変節したり無くなったりする。自分に何の落ち度もないのに、小突かれたりもみくちゃになったり抑圧された経験はこのように記録にした方がよい。2018/04/23

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