内容説明
「極楽の素は、かつて誰の心の中にもあったハズ。さあ、みんなで極楽さんになろう!」あわてん坊で食いしん坊で、さびしんぼう。好きな子に口もきけない恥ずかしがり屋さん。だけど晴れたり曇ったり、普通の日々にこそキラリ光る楽しみが隠れてる。とし子の目はいつだって、抱腹絶倒の「事件」の数々を決して見逃さない。たとえば、父の悲しき持病、妹のブリッ子ぶり、ヤブ医者の手抜き、おもろい奴への試練、おじいちゃんの土葬…。のんきな子ども時代からトホホな青春時代、キビシイ丁稚時代を描ききった笑いあふるる初エッセイ。愉快なイラストと漫画を満載。
目次
1 黎明篇(食べものとの出会い;土曜日のお楽しみ;私の昆虫記 ほか)
2 混沌篇(二度、生き返る;眠り病;秘密の話 ほか)
3 青春篇(男友だち;或るバイト物語;オー、シャレ ほか)
4 立志篇(夢のイラストレーター;福耳の将来;ものの見方教室 ほか)