内容説明
はじまりは糖尿病だった。だが、激務に追われる新聞記者に治療に割く充分な時間などなかった。やがて病いは全身にひろがる。まず、網膜。次に腎臓。心臓の冠動脈をやられる。そして、足のつま先から徐々に壊死しはじめ、ついには両足切断にいたる。一人の患者として、社会復帰後は車椅子の記者として、身をもって体験した日本の医療制度の荒廃、福祉行政の冷酷さ、そして、障害者を追いつめる社会の無関心を告発する、心を揺さぶられる闘病40年の記録。
目次
1 はじまりは糖尿病だった
2 総敗北の記
3 心臓の動脈がない!?
4 両足切断
5 リハビリ病院にて
6 義足で歩いた
7 カムバックへ
8 わたしができること
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- 和書
- 釈迦が語る宇宙の始まり