内容説明
1944年暮れ、ブロードヴェイは新作の成功に沸きたっていた。作曲のバーンスタイン、振付のジェローム・ロビンスら20代の俊英たちが創りあげた『オン・ザ・タウン』(のちに映画化、邦題「踊る大紐育」)こそは、ミュージカル黄金時代を拓いた画期的な作品だ。このとき、輝くばかりの魅力で観客を熱狂させたのが、主演のソノ・オーサト。日米戦争さなかのアメリカで、小柄なソノがミュージカル・スターとして一世を風靡することになったのである。20世紀バレエの最先端でディアギレフの遺産を十全に受け継いで育ち、アメリカのショー・ビジネス界を喝采をあびながら駆け抜けた、日系人ダンサーの感動の自伝。
目次
踊り手になりたい
十四歳の旅立ち―バレエ・リュス・ド・モンテカルロ1
開花―バレエ・リュス・ド・モンテカルロ2
日米戦争下の日系スター・ダンサー
家族
喝采
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- 和書
- 新編歯科医療とはなにか