内容説明
グアテマラ高地、紺碧に輝くアティトラン湖。この湖だけにすむという幻の水鳥がいる。インディオから「ポック」と呼ばれ愛されるこの鳥は、空を飛べず、絶滅の危機にさらされていた。ポックを救いたい。電気も通わない小さな村で、女性ナチュラリストのたった一人の闘いが始まった。謎だらけの生態を解明する。生息数の増減に一喜一憂しながら、政府に直談判し、保護区を設ける。すべてが手さぐりでのスタートだった。内戦、大地震、開発、汚染―問題に体当たりで挑んだ25年間。1987年、ついに地球上から消えてしまった鳥へのひたむきな思いを率直な筆致で綴る、感動のノンフィクション。
目次
プロローグ グァテマラの幻の鳥
世界で最も美しい湖
その名は「ポック」
ブラックバス
ポックを救え!
腕ききシャーマン
保護作戦開始
新しい愛
マヤの遺跡
緑の鎧戸の小さな家〔ほか〕
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- 和書
- 歌えば魔女に食べられる