内容説明
私の内には、一つの叫びが棲みついている。―1963年2月の凍てつくような明け方。ロンドンのアパートで詩人シルヴィア・プラスはガスオーブンに頭を突っ込んだ。二人の幼な子を残して。30歳の若すぎる死だった。輝かしい名声と幸福な家庭。しかし研ぎ澄まされた精神は、生の不安と怒りにおののく。夫テッド・ヒューズとの愛と確執。8歳で死別した父への憧れと憎しみ。「絶対者」母との葛藤。子供への思い。つねに死を見つめながら、痛ましいまでに生を求め、溢れる思いを言葉にして生きたひとりの女性―。かずかずの神話を生み、今なお謎にみちたその生涯をあかす、話題の評伝。
目次
1 神になることを望んだ少女
2 スミス・カレッジの日々
3 死の試み
4 テッド・ヒューズ
5 完璧なる結婚
6 母との訣別
7 失われた父
8 再生の歌
9 娘誕生
10 怒りと創造
11 別離
12 自殺―芸術の完成
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